じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
図書館(時計台)前のニューギニア・インパチェンス。だいぶ前からずっと咲き続けている。職員の方が丁寧にお世話しているようだ。
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【思ったこと】 141001(水)予備校の事業縮小と公務員試験対策講座 昨日、学習塾大手の秀英予備校(静岡市)が、不採算校舎として北海道と宮城、神奈川、静岡、愛知、岐阜の各県にある計13校を2015年3月末に閉鎖するいうニュースが伝えられた。そのことで思い出したが、1ヶ月ほど前には、大手予備校の「代々木ゼミナール」が、来年3月末で全国27カ所あった校舎を7カ所に縮小、全国模擬試験の来年度からの廃止などを進めるといったニュースも伝えられていた。ちなみに、我が家ではすでに子どもたちは社会人となり、受験産業との関わりは全く無い。もっとも、「ゼミナール」という言葉を耳にしたのは「代々木ゼミ」が最初であり、いまでも卒論生や大学院生を指導する演習授業を総称して「長谷川ゼミ」と呼んでいるくらいだからまだまだ多少の縁はある。 予備校の中には現役生への指導を重視しているところもあると聞くが、浪人生に関しては、東大や京大、あるいは全国の医学部を受験する場合を除けば、わざわざ浪人してまで第一志望に入りたいという受験生はかなり減っているように思われる。少子化に加えて、各大学の個性化が進み、自分の個性や特技に合った大学を受験すればそれほど難関ではなくなってきているという現状もあると思う。 私自身は予備校に通ったという経験は無かったが、上掲の代ゼミのほか、駿台や旺文社の模試を何度も受けたことがあった。東京に住んでいたこともあったが、そもそも予備校に通うとなると、片道1時間はかかる。それよりも、Z会の通信添削を受けるとか、当時放送されていた「大学受験ラジオ講座を受講したほうがよっぽど効率的であると思っていた。ラジオ講座のほうは旺文社の経営状態悪化に伴い1999年に終了となったそうだが、今後はラジオの代わりにネットを通じて双方向の受験指導が定着していくのではないかと思う。 話は変わるが、私のところでは生協主催の公務員試験対策講座、さらには秘書検定対策講座、教員採用試験対策講座、法科大学院試験対策講座などの有料講座が行われており、特に公務員に就職した卒業生はかなりの比率でこの対策講座を受講していたことが分かっている。もっとも、講座受講生と受講しなかった者のあいだの合格率の差は不明であるし、講座を受講しなくても公務員に合格できた学生も相当数いる可能性があるので、講座を受講すること自体がどの程度有利になるのかは証拠が無い。それよりも、なんでもかんでも、第三者のサポートに頼ってしまうのはどうかなあという気がしないでもない。 |