じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 津島東キャンパス・一般教育棟の中庭にあるモミジ。ここのモミジがいちばん早く紅葉するようだ。アングルによっては、どこぞの高原に出かけたような雰囲気。


2014年10月25日(土)

【思ったこと】
141025(土)自分で登らなくてもエエじゃないか

 昨日の日記にも書いたが、最近は本格的な登山を全くやっていない。別段、体のどこかに異状があるわけでもないし足腰が弱ったわけでもないのだが、丸一日をかけてどこかの山登りに出かけてみたいという気持ちがいまひとつ起こらなくなってしまった。

 8月2日に記したように、日本百名山だけに限っても、まだ登っていない山は半分以上残っている。しかし、BSや地デジで放送している「にっぽん百名山」や実践!にっぽん百名山などの高精細映像を見ていると、わざわざ自分の足で歩かなくてもそこへ行った気分になれる。この日記を執筆中、ちょうど、穂高岳の放送をやっているが、登山道の景色など見ていても、ここに足を置くと岩がぐらりと揺れそうだとか、ここに岩によじ登る時にはこのくらい力を入れなければダメだとか、だいたい想像がつく。以前は、絶景が映し出されるとぜひとも自分で行ってみたいという気持ちがあったが、最近は、自分の目で見るといっても絶景にふれられるのはごく短時間のことであり、どうせデジカメ写真に撮って後から思い出すことになるのだから、他の人に撮ってもらっても同じという気がしないでもない。それだけ、映像がリアルになってきたということと、私自身が歳をとって出不精になってきたためであるとも言えそうだ。

 登山に出かけるというと、夫婦で一緒に登るか単独で登るかということになるが、妻はそれほど健脚ではないし、誘ってもなかなか行きたがらないので、たいがいは単独で出かけることになる。これまでは足腰にはかなり自信があって、標準時間の2/3くらいで上り下りしていたのだが、これからは加齢に伴う突発的な事故にも備えなければならない。じっさい、過去に訪れた海外トレッキングツアーでも、日頃山に慣れている参加者がちょっとした岩を踏み外して骨折したとか、途中で体調を崩すといった事故に遭ったことを目撃している。私自身も、いつなんどき、こうした事故に巻き込まれるかもしれぬ。これから先は、単独登山はできるだけ控えたほうがよいかもしれない。

 ※この日記を執筆中の10月26日朝、グレートトラバース挑戦中の田中陽希さんが、最後の一座である利尻山にアタックされている模様。ツイッターの速報ではまもなく登頂の見込みだが、どうか無事に下山されますように。NHKの番組で達成の様子を拝見させていただくのを楽しみにしています。
追記]ツイッター速報によると、田中陽希さんは無事に100座目の登頂に成功し昼前に麓のゴール地点に到達されたとのこと。偉業達成おめでとうございます。