じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
岡大西門から眺めるアメリカフウ(モミジバフウ)の紅葉。写真下のように、モミジ越し(フラッシュ使用)に眺めることもできる。
|
【思ったこと】 141120(木)沖縄県の長寿王国神話 昨日の続き。 複数の講演・口頭発表で、表記の話題が取り上げられた。 沖縄県と言えばかつては長寿王国として知られていたが、最近はそれを返上せざるを得ない事態になっているようだ。念のため、ネットで検索したところ、こちらに「都道府県別 平均寿命ランキング 平成25年公表」があり、沖縄県は、男性は79.4歳で第30位、女性は87.02歳で第3位となっていた。女性に関してはまだまだ長寿王国と言えるが、男性は相当に順位が低い。 少々脱線するが、リンク先の「教えて!全国ランキング 2014 〜都道府県ランキング 日本の統計〜」には、他にも、いくつか参考になりそうなリストがあったので、以下に引用させていただく。
もとの話題に戻るが、都道府県各地の長寿度を健康管理に役立てるためには、単に順位ばかりでなく、絶対値、死亡原因、世代別の健康度なども分析する必要がある。 今回拝聴した講演の中では、いくつか参考になるデータが紹介された。 まず、沖縄県は、肝疾患による死亡率が全国1位となっており、これはアルコール摂取が主原因であるという。しかし、慢性閉塞性肺疾患(COPD)による死亡率も沖縄は男女とも1位であり、これはタバコが主原因となっていると言わざるを得ない。昨日も述べたが、沖縄県は、アメリカによる占領・統治の時代に、タバコの製造・販売や未成年者への指導という面で他県とは異なった形で喫煙習慣が形成された可能性があり、それらの世代が高齢化してくると、COPDによる死亡率がさらに上がってくる恐れもある。また、こちらの資料にもあるように、平均余命の順位は40歳以下で悪くなっている。 このほか、別の講演では、NTT電話帳をもとに集計したラーメン店、焼き肉屋、回転寿司店の数などのデータも紹介されていた。外食産業の規模や内訳の推移は、沖縄県民の食生活の変化をある程度反映しているとも言える。 長寿神話とは直接関係ないが、沖縄県では、子どもの生活習慣にもいくつか問題があるという。都道府県別のランキングによると、
その後、ネットで検索したところ、以下の資料が大いに参考になることが分かった。
|