じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 昨年暮れから、岡大・津島東キャンパス南東端付近で中規模環境整備工事が行われている。新しく何かを建てるのか、排水溝の整備だけなのかは不明。この北側エリアでは、2013年の3月頃に工事が行われ、新たなグラウンドやサークル棟が整備された。【2013年3月31日の日記参照。】
 なお、この工事により、道路沿いにあったセンダン、ナンキンハゼ、桜の老木が撤去されている。



2015年01月07日(水)

【思ったこと】
150107(水)Cool Japan 「新春スペシャル ニッポン人への大ギモン!」(2)マスクと川の字

 昨日の続き。今回は、
  1. なぜマスクをするのか?
  2. なぜ川の字で寝る?【子どもが親と一緒に寝る】
について私なりの考えを述べてみたい。

 まず、1.の「マスク」であるが、日本では、一定の比率でマスク着用者がいることは確かである。テレビの街中でのインタビューの際にもマスクを外さないで回答している人もいるし、私が担当している授業でも10%くらいの学生はマスクをつけているようである。しかし、私自身は普段は全く着用していないので、その理由はよく分からない。

 私が子どもの頃は、マスクは、風邪をひいた人、あるいは、掃除、消毒、手術などに携わる人だけがつけていたように記憶している。今は、むしろ、乾燥した空気やPM2.5、あるいは春先の花粉症予防のために着用している人が多いのではないかと思われる。といっても、PM2.5を防ぐためにはそれに対応したマスクが必要であるが、そこまで本格的なマスクをつけている人は少ないようにも見える。

 マスク着用で困るのは、入試の時の写真照合である。最近ではマスクを着用したままの受験生も少なくないが、監督マニュアルにはマスクを外すように指示する文言は入っていなかったように思う。写真照合時に限り、個別にジェスチャーでマスクをおろすように指示するほかはない。

 私自身が一番気になるのは、やはり、PM2.5の影響である。年末年始に帰省した北九州では、NHKのローカルニュースの中で、その日のPM2.5の最大値が毎日伝えられていたが、けっこう高い。また、私の住む岡山は、瀬戸内海に空気が滞留しやすいせいなのか、全国でも飛散が多い地域の1つとなっている。1月8日朝の時点でも、山口県から九州北西部分と合わせて、瀬戸内海中部に飛散の多いエリアが表示されていた。季節的には5月が特に多いと言われており、果たして、新緑の山々のハイキングやスポーツ大会参加が健康にプラスになるのかどうか心許ない。私も、この時期に呼吸器系に異状があれば、マスクを着用するかもしれない。

 次に2.の「川の字」であるが、番組でも荒俣宏さんが指摘しておられたように、理由の1つは、家が狭くで、子ども部屋や専用の寝室が確保できないことにあるように思われる。例えば、都会では、4人家族でも3DKのマンションに住めれば標準並みかそれ以上と見なされると思うが、この中で、洋服箪笥や家具類を入れた上で子どもたちだけの寝室を確保するのはなかなか難しい。このほか、伝統的な和風建築の場合は、そもそも、部屋と部屋のあいだは襖で仕切られているだけで、個々人に部屋を割り当てるという習慣は無かった。また、ベッドを置かない限り、寝室という概念も無かったように思う。


 次回に続く。