じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
NHKオックスフォード白熱教室第3回の中で、フィボナッチ数列&黄金比に関連して、ギリシャ・パルテノン神殿の高さと幅の比が黄金比になっているという話題が取り上げられた【写真上】。念のため、私が実際に撮った写真に正方形をあてはめてみたところ、だいたい同じ形になることが確認できた。 |
【思ったこと】 150204(水)オックスフォード白熱教室(16)音階と和音の謎 第3回は「隠れた数学者たち」というテーマで、音楽や建築に意図的、もしくは無意識に数学を利用していることが語られた。 番組の最初の部分では、音楽に数学的要素を取り入れた例として、オリヴィエ・メシアンが紹介された。世の終わりのための四重奏曲の第一楽章「水晶の典礼」では、ピアノのパートで17音のリズムが繰り返され、また29の和音が何度も繰り返される点が指摘された。17と29はいずれも素数であり、それらの公倍数になるまで重なることがない。その前に曲が終わってしまうところが、永遠に続く時間の間隔を表現しているというような話だった。ちなみにこの曲は、1941年1月15日ドイツ軍の収容所で演奏されたという。ドイツの収容所というと残虐非道の扱いを受けたユダヤ人収容所が思い浮かぶが、メシアンはユダヤ人でなく捕虜として軍の収容所に収容されていたため、いちおう人間扱いされており、作曲や演奏が許されていた模様である。 もう少しあとの部分では、アルノルト・シェーンベルクの12音音楽やシンメトリーとの関連が論じられた。 ここからは脱線になるが、私は、ピアノを習い始めた小学生の頃から、
その後これらの疑問は脳の片隅に追いやられていたが、最近は何でもネット経由で検索できるため、その気になればいくつかの問題は解決できそうである。
このほか、まだ十分に拝見できていないが、こちらのサイトに、「なぜ短調の和音は「もの悲しく」響くか?」という3.の疑問を含めて、さまざまな考察が記されていた。 次回に続く。 |