じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 上京時、世田谷・松陰神社から豪徳寺に向かう途中、世田谷区立城山小学校の横を通過した。私はこの小学校の卒業生ではないが、旧・世田谷松陰幼稚園在園中、この校庭のあたりで運動会をやった記憶がある。城山小学校の創立は昭和35年4月ということなので、厳密に言うと、小学校が建設される前、この場所にあった公共グラウンドのようなところで行われたものと推測される。小学校の頃、このあたりの用水路でザリガニを捕った記憶もある。

 城山小学校は現在改築工事中であり、平成27、28年度の2年間は旧若林中学校の校舎に引っ越し中であるという。ちなみに、若林中学校は2011年4月1日に世田谷区立山崎中学校と統合し世田谷区立世田谷中学校となった。

 世田谷区若林周辺には、私の卒業した若林小学校のほか、すぐ近くに山崎小学校や、花見堂小学校があるが、少子化の影響であろうか、平成25年5月15日の資料によれば以下の2つのプランが提唱されているという。それ以降の展開については未確認。
  • 1つ目は、平成28年4月に花見堂小・若林小が統合し、現在の若林小を仮校舎として使用した後、平成31年4月に旧若林中(現在の世田谷中)の跡地に新しく建つ新校舎に移るプランである。
  • 2つ目は、平成31年4月に花見堂小・若林小が統合し、旧若林中(現在の世田谷中)の跡地に新しく建つ新校舎に移るプランである。


 もともと若林小学校は敷地が狭かったので、旧若林中跡地に移ることは結構なことだとは思うが、「若林小学校の校名や、長年歌い継がれてきた校歌が消えてしまうとすればまことに残念。

2015年05月25日(月)


【思ったこと】
150525(月)ジョン・ナッシュ博士ご逝去とナッシュ均衡

 各種報道によれば、米国の数学者ジョン・ナッシュ博士が23日、米ニュージャージー州で交通事故により亡くなった。86歳。乗っていたタクシーが、高速道路でガードレールに衝突し同乗していた82歳の妻アリシアさんも亡くなったという。事故死というニュースが伝わった当初、ご自身が運転されていたとしては高齢過ぎると思ったが、タクシー乗車中の事故ということであればまことに不運。

 ナッシュ博士は、2001年の米映画「ビューティフル・マインド」のモデルとなったことでも知られているが、私自身は観たことがない。

 ナッシュ博士の一番の功績は「ナッシュ均衡」であろう。ウィキペディアには
ナッシュ均衡(ナッシュきんこう、Nash equilibrium)は、ゲーム理論における非協力ゲームの解の一種であり、いくつかの解の概念の中で最も基本的な概念である。数学者のジョン・フォーブス・ナッシュにちなんで名付けられた。

ナッシュ均衡は、他のプレーヤーの戦略を所与とした場合、どのプレーヤーも自分の戦略を変更することによってより高い利得を得ることができない戦略の組み合わせである。ナッシュ均衡の下では、どのプレーヤーも戦略を変更する誘因を持たない。

ナッシュ均衡は必ずしもパレート効率的ではない。その代表例が囚人のジレンマである。
とある。

 ナッシュ均衡は現実社会のいろいろな場面にも応用できるようだ。その一方で誤解もある。これらに関しては池田信夫先生のブログにいくつか興味深い考察がある。「ナッシュ均衡 池田信夫」というキーワードで検索すると以下のような記事がヒットした。  「ゲーム理論」はより一般的には「合理的な意思決定者間の紛争と協力の数理モデル」と言われているが、紛争、戦争、交渉の説明や、平和維持のために何が必要かを検討していく上で重要な理論であるように思う。

 もちろん、根源的には、平和や命の大切さについての教育、人類愛の強調、国家間の友好促進といった取り組みが必要であろうが、好むと好まざるとに関わらず、均衡を以下に保つかという戦略なしには平和を維持することはできない。