じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 岡大・石庭(大学会館南)は、これまで、ここが庭であることを知らずに中に立ち入る者があり、せっかく引かれた砂紋の上に足跡がつくといった問題が生じていた。5月下旬になってついにロープが張られて実質的に立ち入りできない措置がとられた。

2015年06月07日(日)


【小さな話題】

海外トレッキング・登山に自然災害続く

 6月5日、マレーシアのボルネオ島のサバ州を震源とするマグニチュード6.0地震が発生し、キナバル山(4095m)で崖崩れなどが発生した。当時山頂付近には日本人1人を含む登山者187人がいて、大部分は下山できたものの、これまでに13人の死亡が確認されているという。

 海外トレッキングや登山に関心のある者にとってキナバル山は最もよく知られた登山対象の1つである。標高がそれほど高くないため高度障害の影響は富士山程度であり、登山道も整備されていて、入門者向きとも言われていた。噴火の危険も無いし、雪崩も無いということで比較的安全な山だと思っていたが、まさか、地震で崖崩れが起こるとは思ってもみなかった。

 地震と言えば、2015年4月25日に発生したネパール地震 (2015年)が記憶に新しい。8500人を超える人的被害に加えて、世界遺産にも甚大な被害をもたらした。これにより、ネパール・ヒマラヤ方面のトレッキングツアーも大部分が募集停止になっているようだ。

 海外旅行ではまずは現地の治安、テロ、感染症が気になるところだが、自然災害も侮れない。とはいえ、ライフラインが回復し、特段の危険が起こりにくくなった時点では、できるだけ早くツアーを再開することが、地元の観光産業の復興支援になる。




米国利上げのハードル

 ドル高がさらに進み、6月8日朝の時点では1ドル125円半ばに達している。この背景には、早ければ9月にも実施されるという米国での利上げ予想の影響がある。

 6月8日のモーサテで、このことに関連して、利上げが各国にどのような影響を及ぼすのかについて言及があった。その1つは、外貨借入の多い国、あるいは対外債務の外貨建て比率の高い国への影響であった。

 番組でも例示されていたが、例えば、ドル建てで100万円を借りているうちに、1ドルが100円から120円というドル高が起これば、無利子でも120万円分を返済しなければならない。当然その国の経済が悪化する恐れが出てくる。

 番組によると、対外債務の対名目GDP比率が高い国としてはタイ、トルコ、メキシコ、ぺぺルーなどがある。いっぽう、対外債務の外貨建て比率が高い国としては、中国、ロシア、インド、ペルー、トルコがある。上記の影響を受けやすいのは、両方の比率が比較的高い国であり、これに該当するのはペルーとトルコということになるが、中国、ロシア、インドでもある程度の影響は受ける恐れがあるという。