じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



07月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

 探査機「ニューホライズンズ」が日本時間14日夜8時50分ごろ冥王星に最接近し、その後フライバイに成功。その後も、冥王星と衛星カロンについて貴重な映像を送り続けている。ギリシャ問題、イラン核問題、国内の安保関連法案、さらに台風11号直撃などの影響で世間では相対的に注目度が低くなっているように思われるが、昔天文少年であった私にとっては今年最大のビッグニュースであると言える。子どもの頃、冥王星は、「水金地火木土天海冥」の9惑星の最も外側を回る惑星であると教わり、太陽系の果てであると強く印象づけられていた。その後、太陽系外縁天体が発見され、冥王星自体も準惑星の降格されてしまったが、神秘的な存在であることは全く変わらなかった。

 今回、公開された画像のうちの1枚(左)をデスクトップ背景にして眺めていると、太陽系の果てまで旅行しているような気分になれる。生きているうちにホンモノが見られてよかったよかった。

 ところでこの画像で気になるのが、下のほうの白い部分である。あくまで素人判断だが、青い部分が巨大な噴火口で、そこから水が噴き出し、右下の緑部分まで氷河のように流れ出しているように見えてしまう。空は真っ暗と思われるが、地上部は以前訪れたことのあるアイスランドの氷河に似た光景が広がっているのではないかと想像してみたりする。

2015年07月16日(木)


【思ったこと】
150716(木)台風11号に直撃された岡山

 気象庁の観測によれば、台風11号の中心は7月17日午前06時現在、倉敷市付近の北緯 34度30分(34.5度)、東経 133度40分(133.7度)にあり、北北西に20km/hで北北西に進んでおり、07時には津山市の南西約50kmに達すると予想されている。中心の気圧は985ヘクトパスカル。最大風速は25m/hで、暴風域は消滅した。

 気象庁の記録によると、岡山市の7月17日の毎時の天候は、
  • 1時 降水量2.5ミリ 北東の風13.7m/s、986.4ヘクトパスカル
  • 2時 4.5ミリ 東北東の風12.9m/s、985.8ヘクトパスカル
  • 3時 14.0ミリ 東北東の風15.1m/s、985.4ヘクトパスカル
  • 4時 12.5ミリ 東の風15.2m/s、984.6ヘクトパスカル
  • 5時 10.5ミリ 東の風13.8m/s、985.3ヘクトパスカル
  • 6時 11.5ミリ 東の風8.6m/s、986.7ヘクトパスカル
  • 7時 13.0ミリ 南東の風9.1m/s、988.7ヘクトパスカル
となっており、午前4時頃に最も気圧が下がり、その後は少しずつ上がっており、徐々に遠ざかっているように見える。なお、明け方の時点では台風の形は崩れており、台風の目がはっきりしているときには出現するはずの晴れ間は見られなかった。

 台風接近後の72時間積算降水量は17日07時現在、岡山では72.5ミリとなっている。三重県尾鷲では同じ時間帯に408.0ミリとなっており、熊野川の氾濫が心配されている。

 いっぽう最大瞬間風速のほうは、これまでのところ03時44分に記録した29.6m/sが最大となっている。これまではもっぱら東から吹いていたが、今後は、南、さらには西風の吹き返しが強まると思われる。収穫期を迎えている桃の被害が心配される。

 7月17日07時現在、岡山市には暴風、大雨、洪水、波浪の警報が発令されている。岡大の規定では『午前6時00分から午前8時40分までの間に,暴風警報が発表されている場合は,同日に行われる昼間開講(1限〜5限)の授業は,全て休講とします。』となっており、今後、天候の回復の有無にかかわらず、金曜日の授業は休講となった。7月16日4時限以降の休講分については、原則として8月11日に代わりの授業を行うこととなっているが、7月17日の休講を8月12日に行うことになると岡大の一斉休業期間(8月12日〜14日)とかぶってしまう。といって、お盆休み明けでは大学院入試などもあって難しい。どう調整するのだろうか。