【思ったこと】 150801(土)Windows10は当分見合わせ
7月29日、Windows7や8.1マシンをWindows10にアップグレードするサービスが開始された。私のところにも少し前にアップグレードの予約メールが届いているが、結論として、当分、作業は見送る予定である。
理由は、まず、公用パソコンの場合、大学側の業務用のシステム(成績入力、シラバス入力、個人評価、会計などなど)が、現時点ではWindows10に対応していないこと。これでは全くお話にならない。
いまここで使っている自宅のパソコンのほうも、金融機関の大部分が未対応となっている。現時点では問題なく動いているものをわざわざ不便な状態にする理由は見当たらない。
自宅のパソコンの場合、ウイルス対策ソフトのほうも有料でアップグレードする必要がある。今のところお金を払ってまでWindows10に切り替える理由が見当たらない。
ではそもそも、Windows10にはどういうメリットがあるのだろうか? ウィキペディアによると、主な特徴は以下の通りであるという。個別に私なりの感想を付記してみる。
- スタート メニュー:Windows 8で「スタート画面」に置き換えられる形で削除されたスタートメニューが再び搭載されることとなった。
→私は、すべてのWindows8.1マシンでスタート画面をスキップして、いきなりデスクトップ表示にしているため、イマイチぴんとこない。もっとも8.1の時に表示されるスタートボタンは、アプリケーションが選択できるようなメニューが表示されるわけではなかった。といっても、デスクトップ画面にショートカットを並べて使っているので特段の不便は無かった。
- Cortana:音声認識アシスタント機能。
→何に使うのかよく分からない。
- 新しいアプリケーションアイコン:Windows 8/8.1では、一部のアイコンを除いてWindows Vista/7のAeroアイコンが使われ続けていたが、Windows 10では主要なアイコンがすべて一新された。
→アイコンの形や美しさには興味が無い。見慣れたものが一番であり、形が変わってしまうと誤操作の心配あり。
- ウィンドウスタイル
→単なるデザインの変更には興味がない。
システムフォント
- 日本語環境でのシステムフォントが、Windows 7から追加された「Meiryo UI」から、新しく追加された「Yu Gothic UI」に変更されている。
実際にアプリケーションを使う時は個別にフォント設定ができる。システムフォントは読めればそれでよいという気もする。
- タスクトレイ:タスクトレイの時間、音量設定、ネットワーク接続画面が新しくなった。
→多少便利になったようだが、設定を変えることは滅多にない。
Continuum(タブレット モード):タブレットからキーボードを取り外すだけで、タブレットに最適なUIに切り替わる機能。
→私は、タブレットは単体で。ノートパソコンはキーボードを取り外せないので、この機能を使うことはない。もともと出張の回数がきわめて少ないため、移動中にタブレットだけを切り離して使うようなことはない。
- Windows ストア:大幅に改良され、Windows 8.1のものより機能が大幅に拡充された。
→私の場合、ゲーム、音楽、映画、テレビ番組などを購入することは皆無。というか、ストアという機能は今まで数回しか利用したことがない。あまりメリットはない。
- Microsoft Edge:ウェブブラウザ。Internet Explorer 11は、旧来のIE(5.5、7 - 11)との互換性を確保する目的にのみ用いられる。
最近ではもっぱらFireFoxを使っているのでメリットなし。
このほか、種々の変更点を閲覧したが、私の利用環境ではこれといったメリットは見当たらなかった。といっても、特段の不便が生じるわけでもなさそう。「Windows 10はWindowsの最後のバージョン」ということなので、今後1年以内には、対応可能なマシンについてはWindows10へのアップグレードを実行し、これをもって私自身の人生における最後のアップグレードにしたいと思っている。
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