じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 文学部西側にあるハナセンナの花。流通名は「アンデスの乙女」。カイヅカイブキを支柱代わりにしており、3〜4mの高さまで伸びている。

2015年09月10日(木)


【小さな話題】

国勢調査、ネットで即日回答

 今回の国勢調査はインターネット回答ができる。調査対象者IDと初期パスワードの入った封筒が届いたのでさっそく回答した。

 かつては、国勢調査の回答内容が調査員に知られてしまう恐れがあるのではと懸念するむきがあったが(その後、調査員に読まれないような工夫もなされたが)、インターネット回答であればその心配はない。といっても、ネット経由で情報が流出する恐れはある。

 もっとも、回答項目のうち、年齢に関しては生まれた年月までで、日にちまで漏れることはない。年収や資産まで調べられるわけでもない。マイナンバーや年金個人情報ほどのリスクはなさそう。




鬼怒川堤防決壊

 各種報道によると、茨城県内を流れる鬼怒川の堤防が常総市の新石下付近で決壊・氾濫し、付近の民家が孤立、一部は流された。テレビでは、電柱につかまったり、愛犬を抱えて屋根の上に登ったりして救助を待つ人たちを自衛隊ヘリなどで救出するシーンが何度も放送されていた。

 何とも異様に見えたのは、命がけで救出にあたっている上空に報道関係のヘリが行き来し、またすぐ近くの冠水していない道路ではたくさんの車が行き交い、さらに、(私自身を含めて)圧倒的多数の人たちは、安全な場所でそれを眺めているという、現実であった。交通事故などもそうだが、同じ現場に居合わせても、当事者と目撃者では捉え方が全く変わってくる。私的出来事とは何か、改めて考えさせられた。

 なお、鬼怒川という名前は「鬼が怒るように荒れることがある」から名付けられたのかと思ったが、ウィキペディアによれば、
近代になって鬼怒川の文字が当てられるようになったが、江戸時代までは毛野国(栃木・群馬の旧国名)を流れる「毛野河」あるいは穏やかな流れを意味する「衣川」「絹川」と書かれた。
ということで、特に暴れ川というわけではなさそう。今回氾濫したのは、この川が南北に流れており、南北につながった線状降水帯と重なって、上流から下流まで一様に大雨が降ったことが一因になっていると指摘されていた。

 岡山県の三大河川も南北に流れているが、今後、もし南北にのびる線状降水帯が河川に重なるように停滞すれば、同じような被害がおこるのではないかと懸念される。