じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡大生協ブックストアには少し前から猫の写真つきの『人生はニャンとかなる!』と犬の写真つきの『人生はワンチャンス!』が並べて展示されていたが、現時点では、「ニャンとかなる!」のほうが続編を含めて310万部、「ワンチャンス!」のほうは150万部で、猫派が圧倒しているようだ。もっとも、私自身は内容は知らない。

 そう言えば少し前、日本国内で飼育されている猫の数が犬を上回りそうだというニュースを耳にしたことがあった【2014年10月時点では、犬が1034万6000匹、猫は995万5000匹】。もっとも、実際には、登録されていない地域猫が相当数生息しているはずで、猫の総数は2000万匹を超えているのではないかと思うほどだ。

 猫や犬の習性をそれぞれ「ニャンとかなる」、「ワンチャンス」で特徴づけられるかどうかはかなり疑問である。

2015年10月30日(金)

【思ったこと】
151030(金)インフルエンザの新薬への素朴な不安

 各種報道によれば、塩野義製薬はインフルエンザを1日で治療できる世界初の新薬を2018年にも国内で実用化するという。

 タミフルなどこれまでの薬と異なり、ウイルスが増殖するときに使う酵素の働きを邪魔し、死滅させる効果があるというから画期的と言えよう。

 もっとも、素人の私にはいくつか不安が浮かんでくる。

 まず、「ウイルスが増殖する時に使う酵素を邪魔し」ことで、人間の生命維持に必要が機能が阻害されないのだろうかという点。臨床試験で薬の有効性や、顕著な副作用の有無についてはチェックできるとは思うが、長期的にジワジワと影響を及ぼすような副作用を確認することはできないだろう。

 次に、これは抗生物質一般に言えることだと思うが、何かを死滅させようとすると、必ず、耐性を持った新種のウイルスが出現してくるのではないかという懸念がある。

 さらに、この薬が多用されるようになると、インフルエンザに対する免疫ができにくくなり、結局、毎年、同じ型に罹るのではないかという懸念もある。

 以上いずれも、素人の私の勝手な想像であるが、とにかく、できる限り治療薬には頼らず、自己免疫力、自己治癒力を高めて維持していくことが健康寿命を延ばすカギではないかと思う。今回の薬に関して言えば、インフルエンザが命取りになるような高齢者に対しては積極的に使用する意義があるとは思うが、1週間寝込んだ程度で治る見込みのあるような若者は、自力で治したほうが、結果的にしっかりした免疫を確立し、将来の罹患を防げるのではないかという気がする。