じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】 北の湖理事長ご逝去 日本相撲協会の北の湖理事長が、直腸癌による多臓器不全のためのため、11月20日の午後6時55分にお亡くなりになった。 北の湖は昭和28年生まれで、現役時代は「花のニッパチ」とも呼ばれていた。私自身が昭和27年生まれなので殆ど同世代でもあり、現役時代のご活躍の時期は、私にとっては大学・大学院時代とピッタリ重なっている。 もっとも、北の湖が土俵に上がっているお姿はあまり視ていない。理由は、学生時代は下宿にテレビが無く、時間的にも、大相撲中継の時間帯には実験などで忙しかったためであった。 北の湖は体が大きい力士という印象があるが、体重は確かに169kgと重かったものの、身長は179cm。現役力士で言えば琴奨菊と同じ身長で、体重は琴奨菊より10kg軽かった。とにかく、あまりにも強すぎたため、負けた時のほうが話題となるほどだった。ご冥福をお祈りしたい。 男はつらいよ 寅次郎の縁談 BSジャパン「土曜は寅さん!」で放送していたのを、宿泊先のホテルで視た。寅さんのシリーズは、以前、全作が放送された時に大部分の回を録画しているのだが、ダビングしたきりであまり視ていなかった。 この回の放送は瀬戸内海の「琴島」が舞台となっていた。ネットで調べたところ、これは架空の名前であり、実在するロケ地は塩飽諸島の志々島であったようだ。塩飽諸島の本島は、以前は岡大の海の家が開設されていたこともあって何度か宿泊したことがあるが、それよりはかなり西にあることが分かった。 あらすじにあるように、この回では寅さんと平行して満男が島の看護師、亜矢と恋をするという設定になっていた。もっとも、満男が島に残ろうとせず、就活を再開した点については、私としてはしっくりこないところがあった。地方巡業中の寅は新しい恋人と初詣に行く亜矢と再会するという最後のシーンも取って付けたようで必然性が無い。寅さんのシリーズに韓流ドラマのような展開を求めるのは筋違いということか。 ちなみに満男を演じていた吉岡秀隆と言えば、私自身にとっては映画「三丁目の夕日」シリーズの茶川竜之介の印象が強すぎて、同一人物が演じているとは思えないほどであった。この印象のギャップは、「冬ソナ」のカン・ミヒさんと、「屋根部屋」のコン・マノクさんが同一人物であったという驚きと同じくらい大きなものであった。 あと、ちょっとしたツッコミになるが、「琴島」が「志々島」の位置にあったとすると、金刀比羅宮参拝のさい、はるか東にある瀬戸大橋の下をくぐることはないはず。同様に、満男が高松空港から東京に戻る航空機が瀬戸大橋の真上を通過することもないと思われる。ま、映画なのでそんなことを言っても意味ないだろうが。 |