じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【思ったこと】 160214(日)『嫌われる勇気』(70)100分de名著(4)ライフスタイル 昨日の続き。 第1回放送の終わりのところでは「ライフスタイル」が取り上げられていた。アドラーはこの世界や自分をどう意味づけるのかを「ライフスタイル」と呼んだ。一般には性格という言葉が使われているが、持って生まれたもの、なかなか変えにくいというイメージがつきまとうため、それに代えて使われるアドラー心理学の鍵概念である【ウィキペディアの関連項目参照】。番組では、 。
ライフスタイルの話題は『嫌われる勇気』の第一夜(第1章)にも詳しく書かれているが、皆が皆、そんなにしっかりとした自己概念、世界像、自己理想を持っているのかどうかについては疑問を感じるところもある。少なくとも私の場合、自分のこどは活動の束程度にしか考えていないし(←そういう考えをもつこともライフスタイルの一種だと言われてしまえばそれまでだが)、世界像や自己理想については率直なところあまり関心がない。単に意識化できていないという指摘も成り立つかもしれないが、無いモノは無い、意識化ではなく後付けで捏造するだけではないかという気もする。 あと「3日あれば人間は変われる」であるが、『嫌われる勇気』の243頁〜244頁には、「アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要となる」という記述もある。3日で変われるなら私でも間に合うが、「それまで生きてきた年数の半分」が必要であるとすると、私のような者は95歳にならないと変わることはできず、すでに手遅れで先に寿命が尽きてしまう(←死んでしまうことも「生き方が変わる」ことに含まれればまさにその通りであるけれど)。 次回に続く。 |