じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
生協食堂(マスカットユニオン)マスカットユニオンから眺めるモミジバフウ(アメリカフウ)と半田山の新緑。4月11日掲載の2階南西方向の眺め【右に再掲】とは違った趣がある。 |
【思ったこと】 160413(水)「宮澤賢治はなぜ浄土真宗から法華経信仰へ改宗したのか」(5)日本仏教各宗派の特徴 昨日の続き。 こちらのリストから拝聴できる正木先生のお話の中では、日本仏教の各宗派(主として鎌倉仏教以降)の特徴についてしばしば言及があった。このことが賢治の改宗に関係しているかどうかは不明であるが、葬式と京都の庭園めぐり以外には仏教に殆ど縁の無い私にとっては大いに勉強になった。但し、ここに記したメモはあくまで今回の講演に基づくものでありそれぞれの宗派の関係者から直接伺った内容ではないため、あくまで見方の1つとして、柔軟に受け止めておいたほうがよさそうである。
ということで、主として鎌倉仏教以降の各宗派が特徴づけられた。今回の講演ではほとんどふれられていなかったが、四国八十八箇所遍路で知られる真言宗の影響力も忘れてはならないように思う。もっともウィキペディアの当該項目に記されているように、四国遍路は 現代においては、従来の信仰に基づくものや、現世・来世利益を期待する巡礼者も引き続き大勢いるが、1990年代後半からは信仰的な発心よりも、いわゆる自分探し、癒しとしての巡礼者が増えたといわれている。一時期減ったといわれるすべての札所を徒歩で巡礼する歩き遍路も同じ頃から増えた。というように特徴づけられている。巡礼者数は年間10-30万人(うち歩き遍路が2500-5000人)と推定されているという。 ちなみに、葬式の時に我が家では曹洞宗、妻の実家では浄土真宗のお世話になっているが、いずれも自分たちで選択したわけではない。親の代や本家の宗派に合わせているというだけで、それが一番無難であるからに過ぎない。私自身が死んだ時にも、私自身は無宗教の家族葬を望んでいるが、けっきょくは、世間から誤解を招かないように、親の代に合わせた無難な選択(=同じ宗派を継承)がなされると思う。 次回に続く。 |