じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
8月21日の日本近海には、台風9号、10号、11号という3つの台風が接近し、五輪ならぬ「三輪」台風となっていた。このうち、台風11号は北海道・釧路市付近に上陸しその後オホーツク海で温帯低気圧となった。台風10号は日本の南を西方向に迷走し、次第に速度が遅くなっている。いちばん番号の若い台風9号は関東地方地方に接近しており、8月22日15時には東京23区付近に到達すると予想されている。 8月の台風は迷走する傾向があると教わってきたが、ほぼ直線的に関東地方や北海道に向かったり、隣り合った台風(9号と10号)が全く別の方向に動くというのはまことに不思議である。 なお日本周辺に多数の台風が出現した記録としては、ローマオリンピック開催の直前、1960年8月23日06:00UTCから1960年8月24日00:00UTCのあいだに5個が存在した五輪台風というのがあった【「五輪台風」で検索すると関連記事や天気図等を閲覧することができる】。 |
【思ったこと】 160821(日)リオ五輪終わる 8月5日から開催されていたリオデジャネイロオリンピックもいよいよ8月21日午後8時(日本時間22日朝)の閉会式をもって終了することとなった。このWeb日記などから過去のオリンピック観戦状況をチェックしてみたところ、今回は、比較的長い時間、中継番組を観ていたことが分かった。理由は、8月中は用務が多くて長期間の旅行に出かけられなかったこと(←過去のオリンピック開催期間中は、海外トレッキングなどに出かけていたことが多かった)、ブラジルとの時差が12時間あり、日本時間の午前中に決勝の生中継が行われることが多かったこと、そして、各種目で日本選手の活躍が伝えられていたことなどによるものと思われる。 2001年8月11日や2015年8月28日の日記にも書いたように、私は、日本選手の活躍が期待される種目ばかりを優先的に中継するという報道姿勢はあまり好まない。市川崑監督の「東京オリンピック」を巡って論争が行われたことがあるが、報道の中でももう少し、多様な視点が取り入れられていてもよかったように思う。 とはいえ、日本選手の活躍には目を見張るものがあった。とりわけ、印象に残ったのは、男子400メートルリレーのような団体種目での活躍である。選手個々人のタイムを合計しただけでは絶対に勝てないような種目で、バトン渡しなど技術的な面で、体格・体力のハンディをカバーするというのはまさに日本の真骨頂と言える。2020東京五輪においても、力の強さではなく、チームの連携と技で勝負するということの素晴らしさが発揮できればと思う。 2020年7月24日から8月9日まで開催予定の東京五輪で若干心配されるのは、テロ対策や大地震のほか、猛暑と、上記記事にもあるような台風接近であろう。7月下旬と言えば梅雨末期の集中豪雨、あるいは関東特有の積乱雲による局地的な大雨・竜巻なども心配される。少なくとも、国家間で新たな紛争や戦争が起こらないことを強く願う。 |