【思ったこと】 161009(日)機械にも機嫌の良い時と悪い時があるのか?
先月、長年愛用していた固定電話機の液晶画面が突然、何も表示されなくなってしまった。電話自体や留守電は機能しているのだが、相手からかかってきた番号が表示されなくなり、また登録してあった電話帳機能が全く使えず困ったことになった。やむなく、昔使っていた別の電話機に取り替え、故障した電話機は電源を外して棚に放置しておいたが、日曜日、試しに電源に繋いでみると、最初はうっすら、その後、↑の写真のようにくっきりと液晶画面が表示された。しかし、何度か操作しているうちに再び表示画面は消失し、その後、何度も電源コードを繋いだり外したり、あるいは振動を与えてみたりしたものの復活することはなかった。
電話機自体は買い換えてもよいのだが、1つ気になるのは登録してあった電話帳機能である。いちおう個人情報なので、できればすべて消去してから廃棄したいところである。次回、画面表示が「復活」した時には真っ先に登録番号をすべて消去したいと思っている。
この電話機に限らず、私の使っている各種の機器、用具、家具等の中には、機嫌の良い時と悪い時があって、動作が安定しないものが少なくない。機械は人間と違って、一旦壊れれば決して「自己治癒」はしないはずだし、環境条件が同じであれば同じように動作するはずなのだが、不思議なことである。
- BD録画機のダビング機能
いま使っているDVD&BD録画機は、ハードディスクへの録画機能は完璧なのだが、DVDやBDにダビングする機能のほうは徐々に壊れつつある。昨年あたりより、DVDは読み書きとも全く認識しなくなってしまった。BDのほうも最近では「ディスクが汚れています」といったエラーメッセージが出て、途中でダビングを停止してしまうトラブルが続出した。
ところが興味深いことに、同じBD-REで何度か、「フォーマット→ダビング→失敗」を繰り返していると5回に1回くらいのわりで最後までダビングできることがある。同じディスクなのに、どうしてうまく行くときといかない時があるのかまことに不思議である。ちなみに、ヘッドのクリーニングは実施済み。
- 勝手に自己治癒したり、勝手に電源の入る電池式電動歯ブラシ2種
少し前まで使っていた電池式の電動歯ブラシは、新しい電池に取り替えても全く動かないことがあった。ところが何日も放置しておくと、突然使えるようになることがあった。
このほか、別の携帯歯ブラシでは、洗面所に置いておくと、何の振動も加えないのに、勝手に電源が入って動き出すことがあった(2015年10月5日の再掲。) 「ジーッ」という音がするので最初は何だろうと思ったが、電動歯ブラシが振動を始めて台の上で動き回っているのであった。
- ガス圧式の椅子
いま自宅の書斎で使っている椅子は、ガスシリンダーで座面の高さを上下に調節できるのだが、もともと粗大ゴミから拾ってきたもので当初からこの機能は壊れていて、座面は一番低い位置となっていた。ところが、時たま座面が一番高い位置まで勝手に上がってしまって、レバーを押しても調整できないことがある。しばらく経つと、体重をかけるだけで座面が下がるようになるのだが、なぜこうした不安定な動きをするのかまことに不思議である。おそらく、気温や外気圧が関係しているのではないかと思われる。
- 自転車のギアチェンジロック
2012年3月に「絶対にパンクしない自転車」を購入し、早くも4年半が経った。構造上、これまで一度もパンクしておらず、普通の自転車に乗っている場合のパンク修理の手間やコストを考えれば、これはお得な買物であったと思う。
しかし2015年10月5日にも記したように、最近は3段ギアが切り替え後にうまく固定されず、手で握っていないとローの状態に戻ってしまうことがある。興味深いのは、1週間ほど使わないうちに、元通りに「自己治癒」してしまうことだ。おそらく、ギアを固定する部分の潤滑機能が変化するためかと思われる。
ということで、こうした機械が示す機嫌の波はまことに興味深い。とはいえ、歳をとるにつれてますます不器用になり、日常生活のちょっとした機械のトラブルにも対処できなくなってしまうこと増えてきた。できるだけ安定したお付き合いを願いたいものである。
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