じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 津島東キャンパス、第二武道館入り口近くで咲いている銀木犀の仲間。10月下旬から11月上旬に開花する一般の銀木犀と異なり、ここにある品種はなぜか12月に開花。岡大構内にはもう1本、農学部構内にも遅咲きの銀木犀があるが、葉っぱの形が異なる。ネットで検索したところこちらに各種の品種の紹介があった。中国樹木誌には24種3変種がリストアップされているということなので、そのうちの1種である可能性が高い。
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2016年12月9日(金)



【小さな話題】

ローカル路線バス乗り継ぎの旅23弾「宮崎・青島から長崎・グラバー邸」

 12月8日にBSジャパンで放送された表記の番組(テレビ東京で2016年6月25日に放送)を録画再生で視た。このシリーズは第1弾から欠かさず視ていると思っていたが、23弾だけは見落としており、今回が初めての視聴となった。

 この回の特徴は、
  • 3日目の夜に熊本地震に遭遇したこと。
  • 最終日、グラバー邸で蛭子さんの実兄と実姉が登場し一緒にちゃんぽんを食べるというレアなシーンが登場したこと。
の2点であったように思う。

 まず1点目であるが、ウィキペディアによれば、この回のロケ日は2016年4月12日から15日となっていた。いっぽう熊本地震のほうは、
  • 4月14日21時26分、熊本県熊本地方を震央とする、震源の深さ11km、気象庁マグニチュード (Mj) 6.5、モーメントマグニチュード (Mw) 6.2の地震(前震)が発生し、熊本県益城町で震度7を観測した。
  • その28時間後の4月16日1時25分には、同じく熊本県熊本地方を震央とする、震源の深さ12km、Mj7.3、Mw7.0の地震(本震)が発生し、熊本県西原村と益城町で震度7を観測した。
となっており、ロケ3日目、佐賀に到着した日の夜に前震に遭遇していたことが確認できた。佐賀でも当然、相当の揺れがあったはずだが、驚いたのは、その前日に熊本空港に向かったり、阿蘇の草千里で馬に乗っていたり、阿蘇大橋を渡っていたり、というように被災地域にかなり近いところを通過していたことであった。ロケが1日遅れていたら大変なことになっており、収録どころでは無かったであろう。なお、番組そのものでは、3日目の夜、あるいは翌日、長崎に向かう最中にこの地震について会話が交わされることは無かったようである。但し、番組のオープニングで被災者へのお見舞い、および地震被災者への配慮のため当初予定の5月放送を延期したことなどが伝えられた。また、阿蘇方面の施設やバスについては「現在は道路状況により運休中」、「この番組はテレビ東京で2016年6月25日に放送されたものです」といったテロップが流されていた。

 最終日の長崎県内でのバス乗り継ぎについては、私自身もかつて長崎に5年間住んでいたことがあり懐かしく感じた。長崎県内はけっこうバスの便が発達していて、離島やよほどへんぴなところに行かない限りは楽に路線バス旅行ができるはずだ。

 最終日のグラバー邸で蛭子さんの実兄と実姉が登場するシーンは、どうみても、周到な打ち合わせのもとに企画されたものと思われるが、レアなシーンでもあり、ダビングして保存させていただきたいと思う。

 なお、太川・蛭子出演のこのシリーズは2017年新春放送分(25弾、冬の東北?)で最終回となるそうだ。ま、69歳の蛭子さんにとって徒歩による長距離移動は過酷であろうし、何よりも、3泊4日の路線バス乗り継ぎで移動できるルートはほぼ行き尽くしたかなあという印象が強い。




キューバ・カストロ氏の死去

 12月8日放送のNHK・Eテレのニュースで英会話という番組で、キューバ カストロ氏死去【12/15まで視聴可能】の話題を取り上げていた。

 この番組は英語学習を目的としているようだが、ニュースの背景などについても結構詳しく解説してくれる。ウィキペディアと合わせて、要点を整理しておくことにしたい。
  • カストロ氏自身は裕福な農場主の息子として生まれ、弁護士として活動し、議会選挙に立候補したこともある(←フルヘンシオ・バティスタのクーデターにより選挙無効)
  • 革命当時のキューバはアメリカの半植民地状態にあり、マフィアに牛耳られていた。こうした背景が、キューバ革命を成功させたことは間違いない。
  • カストロ自身は当初は民族主義者でありマルクス主義者ではなかった。
 1962年のキューバ危機の時は私はまだ10歳であり、何がどうなっているのかよく分からなかったが、核戦争が起こるかもしれないという話は聞いていた。

 その後、ベトナム戦争が深刻化、さらに中東問題、というように世界の目が別の地域に注目するようになり、キューバという国やカストロ氏の存在が話題にのぼることは殆ど無くなっていたように思う。オバマ大統領のキューバ訪問により再び注目を集めたところであるが、トランプ次期政権のもとではどうなろうだろうか。