じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【思ったこと】 161229(金)リアルな夢は、派生的関係反応と刺激機能の変換の産物か 妻の実家に滞在中には夢を見ることが多い。目が覚めた時、本当にその場に居たかと錯覚するほどリアルである。 一昨日に見たのは、初めて訪れた町で道に迷ったという夢であった。興味深いのは、通りがかりの建築現場で作業をしている人に道を尋ねたところ、「職務規程上、作業中の私語は禁じられているため、お答えできません」と断られてしまったという場面があったことだ。 夢の中で道に迷ったというのは、27日の午後長崎街道ウォーキングの際に、ルートファインディングで何度か苦労したことによるものと思われる。また、断られたというエピソードは、たまたま視た「昼めし旅〜あなたのご飯見せて下さい!〜」などで、リポーターのジミー大西やデヴィ夫人がたびたび断られているシーンに影響されたものと思われる。 昨晩見た夢では、私は、トルデジアンのような長距離レース(ただし、アルプスではなく街中)に参加している最中だった。途中の休憩所で昼食サービスを受けようとした時に、お茶をたくさんもらおうとしたら水は貴重な資源なんですと言われたこと、走っている途中ヘリコプターがやってきて空から水が撒かれ、それが元の休憩所に戻れという指示であったこと、また、靴を脱いで休憩していたところ、靴を盗まれてしまって競技が続けられなくなったことなど、自分で見ている夢にもかかわらず意外な展開になって途方にくれるというような内容であった。 この2番目の夢の内容についても、日々のウォーキングや夕食時に見たテレビ番組「世界マルナゲ旅行」でのスイスやマダガスカルでのシーンが影響しているものと思われた。 夢という現象の興味深いことは、過去の出来事がそっくりそのまま再現されるのではなく、別の体験と組み合わされ、夢を見ている本人にも予想がつかないような形で展開することである。単純な条件づけでは想定できないという点、そのわりにどこかで見聞きしたことと似たような展開になるということは、まさに、関係フレーム理論でいう派生的関係反応と刺激機能の変換によるものではないかという気がする。 |