じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
|
文法経グラウンド脇にある杉の木。黄色い部分を叩いたら花粉がいっぱい降りかかってきた。幸い、私自身は花粉症の経験が全く無い。「50歳を過ぎると、加齢現象としてアレルギー反応が弱くなる傾向があるため、花粉症の症状も軽くなると考えられている。」そうなので、この先、発症することはあるまいと思う。 |
【思ったこと】170309(木)オドノヒュー&ファーガソン『スキナーの心理学』(21)第4章 徹底的行動主義(3) 3月8日の続き。 第4章では、続いて「ダーウィンの進化論が徹底的行動主義を誕生させた」という節があり、以下のように特徴づけている。【長谷川による要約・改変】
なお、この節の初めのほうで、 随伴(contingency)とは、依存(dependency)あるいは「〜であれば、こうなる関係if then relationship」ということである。すなわち、xが生ずると、yが生ずるだろう。言い換えれば、xの生起に依存してyが生起するという意味である。と説明されている点については若干疑義がある。随伴性という概念は因果性とは異なる。行動の直後に、偶然に環境が変化した場合でも行動は強化(または弱化)される。また、そのような影響があればこそ、人為的に付加した随伴性で行動を変えることができるのである。手元に本が無いので確認できないが、大学院生の頃に拝読した、 G.S.レイノルズ(著)/浅野俊夫(訳)(1978). オペラント心理学入門 - 行動分析への道 という本の後書きに、随伴性(contingency)と依存性(dependency)についての区別についての言及があり、確か、 ●群衆に向かって銃が乱射されたとする。誰かがそれに当たって死んだ場合、その死亡は銃撃に依存している。いっぽう、あなたが弾に当たるというのは随伴性である。 というような説明であったと記憶している。 次回に続く。 |