じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 岡山では8月13日から14日にかけてまとまった雨が降り72時間積算降水量は11.0ミリとなった。このところの天気図を見ると太平洋高気圧の張り出しが弱く、日本付近が低圧帯になっていることが分かる。ちなみに東京では、8月に0.5ミリ以上の雨の降った日が8月15日までで9回、それ以外の日も記録上は0.0ミリながら、降水が観測されているという。


2017年8月15日(火)


【思ったこと】
170815(月)行動分析学の用語統一議論(12)「T」

  8月14日の続き。こちらのリストの「T」のところにはまず、

tact:タクト

がある。すでに、マンドやエコーイックのところでも述べたが、スキナーの言語行動理論に出てくる基本用語は、日常語と混同されないためにカタカナ表記で統一することが望ましいと思う。

続いて、

time-out:タイム・アウト

この用語は、好子消失の随伴性の1つのタイプとして、好子となるような機会が奪われることを言う。【長谷川・電子版参照。】 リンク先では、
  • 禁固刑:日常の娯楽や交流などの好子への接近を禁止する。なお、懲役の内容が嫌子であるような懲役刑は好子消失ではなく、嫌子出現の随伴性になる。
  • 反省室:規則をやぶった子どもを一定時間、反省室に収容する。友だちと遊ぶ機会が奪われるので好子消失となる。
という具体例を挙げている。

 「タイムアウト」という英語はおそらく、「タイム=ゆかいなひととき、機会」から「out=外される、閉め出される」という意味で名づけられたものと推測するが、日本語で「タイム」や「アウト」と言う時の語感にはそぐわないようにも思える。もし日本語にするなら「接触禁止」、「機会剥奪」といった語をあてるべきであろう。

続く、

 token economy:トークン経済/トークン・エコノミー

については、日本語で「エコノミー」が「エコノミークラス」というように節約の意味で使われることが多いため、「トークン経済」としておいたほうが誤解が少ないようにも思われる。

topography:トポグラフィー/反応型

は、カタカナ表記でも構わないが、私自身は「反応の形態的特性」、「形態的特性に基づく反応型」というように使っている。

次回に続く。