じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 夕食後の散歩時、西の空に月齢2.7の月が光っていた。2日前には北米で皆既日食があり、そのあと最初に見えた月ということになる。

 8月16日の日記に書いたように、今回の皆既日食は、日程上は夏休みのため見物に出かけることができたのだが、とにかく、観測ツアーの旅行代金がべらぼうに高く、気軽に参加するわけにはいかなかった。

 こちらこちらの図によると、次に観られそうな皆既日食は、
  • 2019年7月2日 チリ、アルゼンチン
  • 2024年4月8日 メキシコ、アメリカ
となる。いずれも定年退職後なので日程上は出かけることが可能だが、観測ツアー参加のための資金が確保できるかどうか、また、2024年ともなれば72歳近い年齢となるため、健康上の理由で旅行ができないという問題が出てくるかもしれない。ま、最終的には
  • 【金環日食】2030年6月1日 北海道のどこか【78歳。もっとも、金環日食は劇的な変化が無いので、わざわざ見物に出かけるほどの魅力はない。】
  • 【皆既日食】2035年9月2日 北関東のどこか【83歳】
が観られる時まで長生きできれば海外まで出かけなくても満足満足。

2017年8月24日(木)


【思ったこと】
170824(木)最近の将棋界

 各種報道によると、将棋八大タイトルの1つ、棋王戦の挑戦者決定トーナメント、 藤井聡太四段―豊島将之八段戦は千日手指し直しの末、87手までで豊島八段が勝利したという。藤井四段が公式戦でA級棋士と対戦したのはこれが初めてであった。

 この話題を含めて、最近の将棋界では、藤井四段や引退された加藤一二三九段(ひふみん)が目立っているが、他にも注目すべき動きがある。

 まずは、王位戦七番勝負。羽生善治王位に対して、挑戦者の菅井竜也七段が3勝1敗と大善戦しており、早ければ8月29・30日の第5局で、王位を奪取する可能性が出てきた。このところずっと「羽生三冠」と呼ばれてきた「三冠」の一角が危うくなってきた。

 菅井竜也七段はリンク先に記されている通り、1992年4月生まれで岡山市(旧・御津町)出身。上記の豊島八段(1990年4月生まれ)とともに20歳代のトップ棋士の一人であり、少し前に王将戦予選で藤井四段に勝利している。

 若手ではもうお一人、王座戦の挑戦者に決まった中村太地六段(1988年6月生まれ)が注目される。これまた、羽生三冠の王座のタイトルを脅かす存在となっている。

 このほか、言うまでもないが、佐藤天彦名人も1988年1月生まれで20歳代。前回の挑戦者の稲葉陽八段も1988年8月生まれ、さらに、少し前に竜王となった糸谷哲郎八段も1988年10月生まれでいずれも20歳代。

 藤井四段が順調に力をつけていけば、いずれ、八大タイトルをすべて奪取する可能性があるが、それより前に、羽生三冠(棋聖、王位、王座)や渡辺二冠(竜王、棋王)、久保王将らのタイトルが、上記の20歳代棋士によってすべて奪取される可能性がある。

 もっとも、羽生三冠もこのままじりじり引き下がるわけではなかろう。当面注目されるのは、竜王戦決定三番勝負に勝利し、渡辺竜王からタイトルを奪取するという可能性。もし羽生三冠がタイトルをとれれば、永世竜王、永世七冠の称号も獲得できる。

 なお、NHK杯テレビ将棋トーナメントでは、9月3日に、森内俊之九段と藤井聡太四段の対戦を生放送するという。NHK杯で生放送というのは異例であり、是非とも視聴したいと思う。順位戦からは引退しているとはいえ、森内九段と言えば、竜王、名人のタイトルのほか、少し前にはNHK杯選手権者にもなっておられ、藤井四段が勝利すれば相当大きなニュースになると思われる。