じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



02月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る


 2018年1月のウォーキング総括。2018年1月は、総歩数38万8748歩、1日あたり平均1万2540歩となり基準の1万2000歩を上回った。 グラフはいつもの通り、毎日の歩数を少ない順に左から並べたもの。左端の落ち込みは、その月に何らかの事情で歩数が少なかった日があることを示す。右端はその月に最も多く歩いた日の歩数。グラフが12000のあたりで水平になっているほど、毎日の歩数がほぼ安定していたことを意味する。
 2018年1月は正月の帰省先での歩数不足などがあったものの、前月12月に比べるとかなり安定して歩数を確保することができた。31日間のうち12000歩以上を確保した日数は22日となっていて、12月の18日より増加した。風邪で寝込まなかったこと、土日にも徒歩通勤した日があったことなどが歩数増加の原因になっている。

2018年2月1日(木)


【思ったこと】
180201(木)確定年金か終身年金か(1)

 2月2日のモーサテで、
人生100年時代、備え厚く「長生き年金」相次ぐ
という日経新聞の記事を取り上げていた。少し前に「トンチン年金」が紹介されたことがあったが、今回は、三井住友銀行が「長生き年金」に初めて参入したというような内容であった。モーニングプラスのほうではこのほか、野村証券が長寿化に対応する投信(ターゲットインカム)を開発したという話題も取り上げられていた。

 そう言えば、私も、団体積立終身保険の受取方法を、

10年保証期間付終身年金コース

に指定して、昨日申請書類を提出したところであった。

 この団体積立終身保険の受取方法は各種の選択肢があり、まずは、
  • 年金コース
  • 終身保険コース
  • 無配当医療保険コース
  • 年金にかえて一時金受取コース
のうちのいずれかを選ぶ。このうち年金コースを選んだ場合は、さらに
  • 5年の確定年金
  • 10年の確定年金
  • 15年の確定年金
  • 20年の確定年金
  • 10年保証期間付終身年金
  • 15年保証期間付終身年金
というコースがあり、私が選んだのはその中の「10年保証期間付終身年金」であった。

 選択にあたってまず考えたのは、保険コースは選ばないということ。生命保険や医療保険というのは40歳代や50歳代の働き盛りの人たちが万が一に備えて家族のために加入するべきものであって、私のような年寄りが病気になった時は、退職金を取り崩せる範囲で治療代を払えばよいと思う。高額な高度医療で治ったとしても、どうせ数年後には別の病気にかかる。75歳くらいになって病床に伏した時には、もはやジタバタせず、安らかに死ねるように覚悟を決めたほうがいいと思う。

 もう1つの一時金受取というコースは、資産運用に自信のある人ならこれを選ぶのが一番お得だとは思う といっても私はそのような自信がないのでこれは却下。

 ということで年金コースのいずれかを選ぶということになる。ここからは心理的要因が大きく作用する。「10年確定年金」と「10年保証期間付終身年金」では10年間の受取額を比較すると、後者は前者の6割程度に減額されてしまう。元がとれるのは、だいたい男性の平均寿命以上に長生きした場合に限られるが、長生きすればするほど儲かることになるので、長生きすることの励みになるし、金欠になって子どもや孫に頼らなければならない可能性も減る。といっても、受け取り額は毎月のマンションの管理費・修繕積立金額にも満たない額に過ぎないのだが...。

 行動分析学ではこの種の選択は「遅延価値割引」として知られている。しかし、上記のような選択は、
  • 長生きできるかどうか
  • 税金はどうなるか
  • 将来の物価はどうなるか
  • 担当保険会社が倒産することはないのか
といった不確定要因が複雑に絡んでおり、最適解を見つけることは難しい。けっきょくは、単純な「主観的安心感」で選んでしまうことになる。

次回に続く。