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【小さな話題】 大相撲の見どころで気になる点 定年退職により大相撲を観る機会がふえている。5/14のNHKの中継番組によれば、今場所に活躍が期待されるのは、鶴竜(連覇)、白鵬(休場後の復活)、栃ノ心(大関取り)、逸ノ城(怪物の復活)の4力士であるという。いずれもおなじみの力士であるが、若干残念に思うのは、鶴竜、白鵬、逸ノ城はいずれもモンゴル出身、栃ノ心はジョージア出身ということで、日本出身力士が一人も居ないことである。 じっさい、今場所は稀勢の里と高安が初日から休場。日本出身者で優勝できそうな力士は見当たらない。大相撲はすでに国際競技化しているところもあり、出身国にこだわらなくてもよいという気もするが、何とかならぬものかと思う。 55人の命の重さ 各種報道によれば、米国がイスラエルの首都と認定したエルサレムに大使館を移転したことに反発するパレスチナ人の抗議行動が激しさを増しており、イスラエル軍がデモ隊に実弾を発砲したパレスチナ自治区ガザでは、14日だけで55人が死亡したという。当初私は、「55人死亡」は「55人負傷」の言い間違いではないかと思ったが、負傷者の数ははるかに多く、2700人以上にのぼるとのことであった。しかし、私が視ていたTVニュースの中では、この報道はわずか10秒間程度、トランプ大統領のエルサレム移転祝賀メッセージのあとに付け足し程度で伝えられていた。 もし日本国内、あるいは欧米で、軍隊の実弾使用により55人もの命が奪われたとしたら大虐殺事件としてトップニュースで取り上げられるはずである。ところがそれが、中東で起こった時には、多数のニュースの中の一項目、10秒程度の報道で片づけられてしまう。シリアやイラクでの死者も同様。 |