Copyright(C)長谷川芳典 |
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ネガフィルムからデジタル化された写真の中にケヤキの写真があった。私が中学生の頃までは、このあたりには高さ20メートルを越すと思われるケヤキの大木が何本か残っていた。
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【小さな話題】 強さの本質は相対比較ではなく質的評価にある 将棋で強い人というと、すぐに国民栄誉賞受賞の羽生・永世七冠や、いま売り出し中の藤井聡太・七段の名前が挙げられると思うが、「どうして強いと思うのか」ということと、「どこがどのように強いのか」ということは別問題である。 前者はもっぱら相対比較や客観的な数値によって評価される。
しかし、「どこがどのように強いのか」は、実際の棋譜を拝見しないと分からない。たとえば、リンク先によると、例えば、藤井七段の場合は、
他者とは独立して評価可能な演劇、演奏、美術作品などと異なり、競技というのは「技を競う」ことに本質があるが、だからといって、相対的な優劣だけですべてが決まるわけではない。メダルを争う場面でも、金メダルを取れなかった選手の技が失敗というわけではない。メダルの色が金になるか銀になるかは、他に優れたライバルがいるかいないかというだけのことであって、選手個人の技の絶対的な価値を左右するものではない。 将棋の話題に戻るが、将棋の場合は、対戦相手あっての競技であるゆえ、相手が強くなければ名局も生まれない。羽生・永世七冠の名局も、中原、谷川、加藤、羽生世代各棋士との対局の中で生まれたものである。藤井聡太・七段が強さを見せられるためには、相手棋士も相当に強くなければならない。 |