じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 アンテナ経由で拝読しているドクターイエ口ー速報板で、6月1日に「こだま検測下り」が運行するという情報があったので、夕食後の散歩時に岡北大橋まで行ってみた。私が「世界三大黄金像」の1つに勝手に選定した大黒天像とのコラボを狙っていたのだが、実際に行ってみると、新幹線の橋梁のほうが高い位置にあり大黒天像を隠してしまうため、岡北大橋の歩道からは見えないということが分かった。
 ということで、やむなく、夕日を浴びるドクターイエローを撮影してみたが、これまた逆光でパッとしなかった。

2018年6月1日(金)


【小さな話題】

コズミックフロント「宇宙のミステリー」

 5月24日(5月30日再放送)にNHK-BSプレミアムで放送された、

コズミック フロント☆NEXT 「フェイク?真実?検証 宇宙のミステリー」

を録画再生で視た。番組では、いくつかの写真に写ったミステリー画像について科学的な検証が行われた。主な内容は、
  1. 太陽から離れていく丸い巨大な宇宙船
  2. 月の複雑な表面に見られる人工的な構造物(遺跡)
  3. ノルウェーのハシュタで目撃された渦巻き状の巨大な模様
  4. アポロは月に行っておらず、スタジオで撮影されていた
  5. 異星人の送り込んだ「黒騎士衛星」
  6. 火星の「光る天使」
  7. 火星の北極付近で撮影された「生い茂る樹木」
  8. 冥王星の表面にあるカタツムリ状の物体
 これらのうち、アポロの話は何度か聞いたことがあるが、後の探査船で月面着陸地点付近の証拠写真が撮影されていてもなお「月には行っていない」と思っている人たちが居るというところが興味深い。

 上掲のうち2.の「遺跡」については「何かに似て見える」というレベルであって、北斗七星が柄杓の形に見えるというのと大して変わらない。

 それ以外については、探査船等の部品の一部であったり、自然現象としてすでに真相が解明されている。番組放送時点でまだ正体が不明なのは、「冥王星のカタツムリ」だけのようであった。ま、このカタツムリ状の物体も、おそらく隕石の残存物か、内部からの噴出物のようなものではないかと思われる。

 番組の終わりのところで、渡部潤一・国立天文台副台長が「不思議な画像を見ることが天文学に興味を持つきっかけになるのはいいことだ。現在地球で撮影されている画像の中に宇宙人を探すというスタンスは間違っている」【←長谷川による要約改変あり】と言っておられたが私も同感である。空の雲なども、単なる不規則なかたまりとして眺めるよりは、 などのように、いろいろな形に見立てたほうが楽しめるだろう。

 もっとも、最初から「宇宙人が居る」という固定観念のもとで、それに都合のよさそうな不思議画像だけを集めていても科学としては発展しない。まずは、「宇宙人はいない」という作業仮説のもとで、シンプルな物理法則に依拠して説明を試みる、その上でどうしても説明できないという現象があった時にはその法則の改訂に取り組む、というような地道な研究の蓄積が真の発展をもたらすと言えよう。