じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 ゆうちょ銀行経由でごく少額の投信を保有しているが、うんざりするのが、郵便物の山である。毎月分配・再投資の設定をしていることもあって、毎月、再投資の報告書などが何束も配達される。郵便料金分の代わりに配当金を殖やしてくれれば毎月5000円〜10000円の増収になるのにまことに勿体ないことだ。穿った見方をすると、日本郵政の利益を増やすためにわざと郵便物を大量配送しているのではないかと思うほどである。

 ちなみに、私は大手証券やネット系証券経由でも少額の投信を保有しているが、毎月の報告書等はすべてネット経由での閲覧やEメールでの連絡となっていて郵便物は一通も来ない。ゆうちょ銀行でも郵便物をネット閲覧に切り替えることができるはずなのだが、「お客様登録情報の変更」ページなどを見ても切り替え方法の案内が見当たらない。

2018年11月8日(木)



【小さな話題】

退職金優遇金利定期預金、第3ステージに

 4月28日の日記で、虎の子の退職金をどう運用するかについて検討した。

 8月8日の日記に記したように、私のチョイスは、
  • 第一段階:A銀行 3か月定期(優遇金利2.0%上乗せ)
  • 第二段階:B銀行 3か月定期(優遇金利2.0%上乗せ 但し100万円以上の投信、公共債、外貨預金残高が条件
であった。この第二段階の3か月定期が満期になったので、今回は、
  • 第三段階:C銀行 3か月定期(優遇金利1.0%乗せ)
を選択した。別の候補として、

D銀行:3か月定期(優遇金利6%) 但し投資信託50%以上

というのがあったが、同一日に多額の投信を約定するのはリスクが大きすぎると判断し、金利は1%ながらも安全策をとることとした。

 もっとも今回、B銀行からC銀行への預け替えの段階で、1/4の資金は証券会社に移行し、今後、ノーロード・為替ヘッジあり・バランス型の投信を主体に、価格変動に注意しながら少しずつ買い増しを続けていく予定である。

 いくつかの銀行では、50%以上を投信とするという条件で4%〜6%もの優遇金利上乗せを宣伝しているところがあるが、以前にも書いたように、これらの銀行で前提条件としている投信はおおむね3%程度の手数料をとっているので、実質的には優遇金利分で投信の手数料分を負担しているようなものであって、トータルでのメリットは少ない。

 もちろん、タイミングさえうまく行けば投信のほうで手数料を差し引いても大きな収益を上げることもありうる。しかし、
  • 貿易摩擦激化による世界景気の減速
  • ドル独歩高による新興国通貨危機
  • 金利上昇によるリートの収益悪化
  • 原油価格低下による資源株安
  • ブレグジット、イタリアなどの不安要因
など不安要素はきりがないほどに多い。同一日に何百万もの資金をドカンと約定するのはあまりにもリスクが大きい。価格変動やその背景を見極めながら、1万円単位でチビチビと買い増ししていくほうが得策であるように思える。

 ちなみに、A銀行とB銀行でもごく少額の投信を保有しているが、11月8日現在で、マイナス2%〜4%、ちょうど手数料分程度の赤字となっている。

 なお、以前にも書いたが、銀行の窓口で投信の勧誘を受ける際には、その時点で一番運用成績のよい商品を「例示」することがあるので、「投信はこんなに儲かるのか!」錯覚しないように注意が必要である。テーマ型の投信の中には過去3年で60%値上がりした商品もあると聞いているが、これまでの運用成績が良好であるからといって、これから先5年、10年と好成績が続くという保障はない。(なので、テレビで宣伝している「○○の窓口」による投信比較などもあまり参考にならないと思っている。)