Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】 退職金優遇金利定期預金、第3ステージに 4月28日の日記で、虎の子の退職金をどう運用するかについて検討した。 8月8日の日記に記したように、私のチョイスは、
D銀行:3か月定期(優遇金利6%) 但し投資信託50%以上 というのがあったが、同一日に多額の投信を約定するのはリスクが大きすぎると判断し、金利は1%ながらも安全策をとることとした。 もっとも今回、B銀行からC銀行への預け替えの段階で、1/4の資金は証券会社に移行し、今後、ノーロード・為替ヘッジあり・バランス型の投信を主体に、価格変動に注意しながら少しずつ買い増しを続けていく予定である。 いくつかの銀行では、50%以上を投信とするという条件で4%〜6%もの優遇金利上乗せを宣伝しているところがあるが、以前にも書いたように、これらの銀行で前提条件としている投信はおおむね3%程度の手数料をとっているので、実質的には優遇金利分で投信の手数料分を負担しているようなものであって、トータルでのメリットは少ない。 もちろん、タイミングさえうまく行けば投信のほうで手数料を差し引いても大きな収益を上げることもありうる。しかし、
ちなみに、A銀行とB銀行でもごく少額の投信を保有しているが、11月8日現在で、マイナス2%〜4%、ちょうど手数料分程度の赤字となっている。 なお、以前にも書いたが、銀行の窓口で投信の勧誘を受ける際には、その時点で一番運用成績のよい商品を「例示」することがあるので、「投信はこんなに儲かるのか!」錯覚しないように注意が必要である。テーマ型の投信の中には過去3年で60%値上がりした商品もあると聞いているが、これまでの運用成績が良好であるからといって、これから先5年、10年と好成績が続くという保障はない。(なので、テレビで宣伝している「○○の窓口」による投信比較などもあまり参考にならないと思っている。) |