Copyright(C)長谷川芳典 |
アストロアーツの案内にあるように、明け方の東の空で金星とスピカが接近している。最接近は11月15日。 双眼鏡では同じ視野内に2つの星が輝いていたが、デジカメでの撮影は困難であった。 |
【小さな話題】 営業トークの「さしすせそ」、合コンの「さしすせそ」、盛り下げる「さしすせそ」 11月12日のモーサテで「営業トーク 相づちのさしすせそ」という話題を取り上げていた。有能な営業マンは、相手の発話に合わせて、「さしすせそ」を上手に使いこなすという。【以下、長谷川の記憶によるため一部不確か】
ネットで検索したところ、「さしすせそ」にはいくつかのバリエーションがあり、ざっと閲覧したところ、上記以外に以下のような言葉が挙げられていた。
営業トークではなく、合コンに有効と言われる「さしすせそ」として、
上掲の「さしすせそ」の中で若干不自然に思われたのは、「せ:センスがいい」と「そ:それはすごい」である。 まず「せ:センスがいい」の「センス」というのはもともと日本語にはない言葉であり、世代によって多様である。年下の営業マンから「センスがいい」と言われてもあまり気分はよくならないのではないかと思う。もっとも、「センス」に代わる「せ:世界一!」ではあまりにもヨイショしすぎる。「さしすせそ」のうち「せ」は欠番としたほうがいいのかもしれない。 もう1つの「そ:それはすごい」の「それは」は余計。「す:すごい!」に統合することができるので、「そ」に当てはまる言葉は「そうなんですか」が妥当ではないかと思われる。 ま、それはそれとして、なぜ「さしすせそ」でなければならないのか? 仮に「あいうえお」で相づちをうつと、
上掲の営業トークは日本人相手に限られると思われる。そっくり英語に直訳してアメリカ人相手に使ってもあまり良い印象は与えられないだろう。金谷武洋先生の本に書いてあったような「遠くへ届く声で喋る」、「相手の目を見て喋る」、「自分の意見をはっきり述べる」といった態度で接することのほうが信頼されるかもしれない。 なお、営業トークに関して検索していたところ、「なるほど」、「そうですね」、「なぜですか」はNGであるという記事もあったが、これらの言葉も、会話を続け、話題を盛り上げるために有効になる場合があるのではないかと思われる。 最後に、場を「盛り下げる」ような「さしすせそ」を考えてみた。
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