じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 ボランティアで剪定作業をしていたところ、茂みの中にスズメバチの巣があることに気づいた。直ちに作業を中止し、ネットで対処法を調べたところ、このスズメバチはコガタスズメバチであり、この時期は女王蜂1匹で営巣しており攻撃性は低いという情報があった。
 ということで、翌日、完全防備のもとで駆除作業を行ったが、剪定時に巣が丸見えになったせいか、女王蜂はどうやら前日の時点で巣を放棄した模様で再び現れることはなかった。スズメバチには何の恨みもないのだが、やはり危険なものは放っておけない。こうして、人生66歳にして初めての駆除作業は無事に完了した。
 今回は刺されずに済んだが、今後はスズメバチの巣の有無を充分にチェックしてから作業に取りかかることにしたい。

2019年5月12日(日)




【小さな話題】

NHK「ガッテン」推奨の新歯磨き法と、歯磨き粉成分を消化器に取り込むことのリスク

 5月8日初回放送のNHK「ガッテン」で、

虫歯リスクが激減!?発見!新★歯みがき法

という話題を取り上げていた。ポイントは、
  1. フッ素配合の歯みがき粉をたっぷりと使う(目安は2cm)。
  2. 歯全体に歯みがき粉が行き渡るように意識して2分程度歯みがきを行う。
  3. 口の中の泡を吐き出したあと、口をゆすがない。ゆすぎたい場合は水を少量にして、回数も少なくする。
  4. 歯みがきのあと、2時間飲食をしない(最低でも30分)。
ということであった。
 この新歯磨き法「イエテボリ テクニック」を実践しているスウェーデンでは虫歯がある人の割合が50%以下まで低下(2013年、ヨンショーピング市での調査)し、日本の90〜100%の罹患率を大きく下回る効果が上がっているという。

 この歯磨き法の最大の特徴は、口をゆすがないことで、歯磨き粉に配合されているフッ素によるコーティング効果をより有効にするということであったが、気になるのは歯磨き粉の成分が消化器系に流れ込むことで何らかの副作用が起きないかという点であった。私がいま使用している歯磨き粉の成分を見ると、フッ素(フッ化ナトリウム)のほか、
  • ソルビット液
  • 濃グリセリン
  • 硫酸カリウム
  • グリチルリチン酸モノアンモニウム
  • ヤシ油脂肪酸アミドプロピルペタイン
  • サッカリンナトリウム
  • キサンタンガム
  • 酸化Ti
  • 着色剤 赤226
  • 水酸化ナトリウム
などが含まれている。専門的なことは分からないが、着色剤 赤226などは若干気になるところである。また当該の歯磨き粉の使用法には「飲み込まずに口をすすいでください」と記されており、使用法に反して「口をすすがない」という使い方をして健康を害しても自己責任扱いされてしまいそう。

 何はともあれ、生命維持に必要の無い物質は可能な限り胃の中に入れないことが原則ではないかと思われる。ある時代に安全であるとされていた物質が、その後の研究で有害と判定されることもあるし、逆に、サッカリンナトリウムのように、かつて一度は発がん性が疑われて使用禁止になったものの、その後の研究で発がん性物質リストから削除された甘味剤もある。フッ素自体についてもフッ素症の危険が無いとは言えない。現状の安全基準値が将来変更されるかもしれないし、そうなった時に健康被害を訴えて補償金が貰えたとしても、健康を取り戻すことはできない。

 かくいう私も、じつは、口のゆすぎは1回程度にとどめている。私の場合は、虫歯の予防というよりも、歯周病予防と歯ぐきの保護が最優先となっているためである。この先の余命が20年前後であると想定した上で、
  1. 口をゆすがないことで歯ぐきが保護され、歯周病発生は10年間予防されるいっぽう、20年後に癌になるリスクが高まる。
  2. 口をゆすいだことで歯ぐきが保護されず、10年以内に歯周病が深刻化し大部分の歯が抜けてしまういっぽう、20年後に癌になるリスクは低減される。
という2つの選択肢のどちらを選ぶかと言われれば、1.のほうを選ぶであろう。
 なお、私の場合、夜中にトイレで起きた時は、デンタルリンスでうがいをして口をゆすがずにから寝ることにしている。これもまた歯周病予防が目的であるが、今回、改めて使用方法のところをよく見たところ「使用後水で口をゆすいでも効果は持続します」と書かれてあった。であるなら、数回程度はゆすいだほうが安全かもしれない。