Copyright(C)長谷川芳典 |
教育学部東館南にあるジュウガツザクラとモミジバフウの紅葉。とりあえず「ジュウガツザクラ」としたが正確な品種は未確認。花期はけっこう長い。 |
【小さな話題】地方の顧客を見捨てるメガバンク 某メガバンクから「うれしい特典」変更のお知らせが郵送されてきた。これまでの「うれしい特典」では、普通預金口座に一定金額以上の残高があるか、提携するクレジットカードを毎月1回以上利用していた場合、近くのコンビニATMで月4回まで手数料無料でお金を引き出すことができていたが、来年1月31日からは、セブン銀行、ローソン銀行、イオン銀行等のATMでの無料特典は廃止され、唯一、イーネットATM利用時のみが無料利用できることになるという。しかも、これまでは月4回まで無料だったところ、
私のように地方で生活している者にとっては、通常はゆうちょ銀行と地元の地方銀行があれば、現金引き出しや口座自動振替などで不便になることはまずない。しかし、岡山県外に旅行した時には、岡山に本拠地を置く地方銀行の支店はまず存在せず、郵便局も駅前から少し離れたところにあることが多い。そんな時、最寄りのコンビニでメガバンクの口座からお金が出せることは、旅先での急な出費があった時などに大いに役立っていた。 ま、今回の変更は無料サービス廃止というだけで、手数料さえ払えば今まで通りの利用ができるわけだからそれほど支障は起こらないかもしれない。とはいえ、ゆうちょ銀行や地方銀行のATMと違って、気軽にお金を出し入れすることができない(=回数が多いほど手数料をとられて損をする)わけだから、何らかの事情が無い限り、この岡山でメガバンクの口座を新しく開設したり、給与や年金の受取口座として指定するような人はまず出てこなくなるだろう。そうなると、メガバンクも、顧客の比率だけから見るなら、首都圏や関西地区限定の地方銀行となり、地方に住む者にとっては無縁の金融機関になっていくものと思われる。 ところで、最近では、キャッシュレス決済による還元策などの効果もあって、私自身、サイフから現金を取り出して買い物をするという機会は以前よりかなり減ってきた。
もっとも、一部の店舗利用ではどうしても現金が必要だ。
|