じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 新幹線の車窓から眺める富士山(1月31日撮影)。この日は山の南東側に雲がかかっており、左側半分しか見えなかった。

2020年2月3日(月)



【ちいさな話題】としま園、段階的に閉園

 各種報道によれば、東京にある遊園地、としまえんが、段階的に閉園し、跡地に東京都の公園や、小説や映画が世界的に人気の「ハリー・ポッター」のテーマパークを整備する交渉が進められていることが関係者への取材で分かった。
 としま園は90年の歴史をもつ遊園地で、私自身も、幼稚園の最初の遠足でここを訪れていた。【こちらの記録の中に写真あり】。リンク先に、
「としまえん」は、東京都豊島区ではなく練馬区にある。名称は、豊島氏(豊嶋氏)が治めた練馬城の跡地に建てられたことに由来するらしい。子どもの頃遊んだ「二子玉川園」、「向ヶ丘遊園、京王遊園地などが閉鎖されたなか、都心部にありながらいまなお健在で、多くのイベントが開催されているのはスゴイことだと思う。
と記したところであったが、時代の波には逆らえないということか。

 上記の通り、としまえんは幼稚園の遠足で訪れたことがあったが、その後はすっかりご無沙汰している。孫たちの一部はそろそろ遊園地で遊べる年齢になってきているが、私自身は、自然環境や動植物を好むため、連れて行くとしたら、自然にふれあうハイキング、植物園や国営公園、動物園のようなところばかりであり、遊園地に誘うことはまずあるまいと思う。

 今回の閉園方針がどのような経緯で具体化してきたのかは不明であるが、一般論として、
  • 少子化の中で、子どもだけが楽しめるような遊具では集客に限界がある。
  • 古典的な遊具ではすぐに飽きられてしまってリピーターが来ない。
  • 娯楽施設はますます多様化しており、キッズコーナーを併設した大型ショッピングセンターもある。わざわざ足を運んできてくれるような有料施設として成り立たせるためには、何らかのアピールポイントが必要。
といった点が挙げられるかと思う。いっそのこと、リハビリを兼ねた高齢者向け遊園地でも造ったほうが、賑わいそうな気もする。

 計画されているハリポタのテーマパークについては、少し古いのではないかとか、USJの二番煎じではないかという気もするが、首都圏の人口規模からみれば、少なくとも数年程度は大人気となるであろう。そこから先のことは分からない。私にとってはむしろ、東京都が買収して整備するという大規模な公園のほうに魅力がある。