【小さな話題】今年の定期健康診断の顛末
8月18日の朝、職員定期健診を受検した(私はすでに定年退職しているが、特命教授を担当しているため規定により受検している)。
今年は新型コロナウイルス対策として、昨年までとは異なる方式で実施されていた。
- 従来は部局別に曜日・時間帯が指定されていたが、今年は事前予約制となっていて、30分単位でグループ分けされそれぞれの人数が制限されていた。
- 入口では間隔を開けて並び、体温チェック、手指消毒のあと、館内に1人ずつ入る。
- 従来、脱いだ上着などはカゴの中に入れていたが、今回はレジ袋に入れて運ぶ。
- 心電図で電極装着に使用したシールは自分で剥がす。
- 問診は1室のみで医師1名で担当(従来は3名程度)。
30年連続で定期健診を受けてきた私ではあるが、今までと異なる手順に戸惑うところがあった。しかも、今年は、想定外のトラブルがいくつか発生。
- 視力検査のところで、裸眼で測定したものの、メガネ使用モードの設定になっていた。
- 腹囲測定の結果がなぜか記録されておらず、退出時に名前を呼ばれて測り直しとなった。ちなみに、この腹囲測定は、看護師さん(もしくは全く無関係の事務職員)が巻き尺をお腹の周りに測っていたが、この測定が一番濃厚接触にあたるのではないかと思われた。
- 検査直前に排尿していたため、検尿の際に全くオシッコが出なかった。やむなく、2時間ほど経って出直した。従来から検尿の際にオシッコが出にくいことはあったが、出直ししたのは今回が初めて。
- 血液検査の際、血管が浮き出さず、看護師さんが「私では無理なので」と言って隣のベテラン看護師さんと交代。しかしそれでもうまく針が刺さらず、採血を中断。もう一方の腕をげんこつで叩いたりしてやっとのことで採血を続行した。翌日、それら2ヶ所には内出血によると思われるアザができていた。やれやれ。
- 血液検査では毎年、「有料オプション検査(腫瘍マーカー)」を受けているが、申し込み用紙欄に「健管理センター内科医師が、結果を確認することに同意します。」というチェック欄にチェックを入れ忘れており、名前を呼ばれた。
検尿でオシッコが出なかった一因は、オシッコを出そうとしている最中に、腹囲測定と血液検査会場から名前を呼ばれて尿意を喪失したことにもある。
検査結果は後日郵送されてくるはずだが、どうやら左目の視力がさらに衰えている模様。次回の運転免許更新の際の視力検査で不合格になる恐れがあり、そろそろ眼科で診てもらう必要がありそうだ。腫瘍マーカーについてはあまり意味が無いという批判もあるようだが、岡大職員の中には過去にこの検査で異常が見つかり、さらなる精密検査で癌が発見され早期に治療できたというケースもあった。陰性であっても絶対安心とは言えないが、陽性でひっかかった場合の早期対応には有用ではないかと思われる。
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