じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山市では、65歳以上の高齢者は無料でインフルエンザの予防接種を受けることができる(但し12月31日まで)。年末年始をひかえていることもあり、複数の医療機関に接種の予約を申し込もうとしたところ、いずれも、「現在は在庫無し。12月に入荷の可能性があるが未定」という返事で、接種を受けることができなかった。これでは、無料で実施していることにはならない。

2020年11月25日(水)



【小さな話題】認知症になった夢を見る

 11月25日〜26日の夜、自分が認知症になった夢を見た。この夢は2話構成となっていたが、2話目はかなり具体的であり、認知症になったらこんな感じになるのだろうなあ、ということを実感した。

 まず1話目は、何かの学会の年次大会に参加するという夢であり、年次大会のプログラムの中に興味深いシンポジウムが予定されていたので、その時間に間に合うように出発の準備をしていた。しかし、出発の直前になってもう一度プログラムを確認したところ、なんとその日程表は20年前に行われた時のもので、今年度は、同じ期間には大会は予定されておらず、開催地に出かけても何もないということに気づいた。旅館の予約をキャンセルしようと思ったが、キャンセル料がかかるので困ったというような話。ここまでのところは、うっかりミスであり、認知症とはあまり関係の無い内容であった。

 目が覚めてトイレに行ったあとに見た2話目は、私の現職時代の場面であり、私が自分の研究室(といっても大部屋の共同利用)に入ったところ、私の机の配置が勝手に動かされており、またパソコンのディスプレイが相当昔のブラウン管型に取り替えられていた。書棚の資料は、なぜか考古学関係の資料であり、また同じ部屋にはブラウン管型のモニターが数台積まれていて、事務職員が動作チェックをしていた。
 あたりを見回したが、部屋の中には知っている人が誰もいない。しかも私の専門は考古学ではないので、ひょっとして階を間違えて別の研究室に入り込んだのかと思ったが、まことに不思議なことに、周囲の人は、部屋の中に入ってきた私が、以前からずっとそこに居る人のように挨拶したり声をかけたりしてくれた。要するに、周りの人たちは私にとっては知らない人たち、初めて会う人たちばかりなのに、私自身は周りの人たちにとっては当たり前にそこに居る人物として扱われているというギャップがあり、これはまさに、認知症にかかった人が感じる違和感ではないかと思われた。

 私自身はこれまでのところは認知症の症状は出ておらず、アルツハイマー型やレビー小体型が発症するリスクは小さいと思っているが、90歳を超えて長生きした場合には、いずれこうした違和感、つまり、家族や知人が「初めて会った知らない人たち」ばかりに見えるという違和感を体験することになるかもしれない。

 なお夢というのは、前日にじっさいに体験した出来事から派生することが多く、上記の内容についても思い当たる原因がいくつかある。思い出せるままに挙げてみると、
  1. インフルエンザの予防接種を予約しようと思って、近隣の外科医院を訪れた。この医院は、20年ほど前に足の怪我で入院したことがあったが、通院者は殆ど高齢者ばかりであり、また最近では高齢者施設を併設している。
  2. 少し前にテレビで放送されたSTAND BY ME ドラえもんの一部を観た。
  3. 新型コロナ感染第3波の影響で、GOTOトラベルの対象が一部制限され、キャンセル料の問題が発生した。
  4. 岡大構内をウォーキング中、見知らぬ職員から挨拶された。
  5. 天文年鑑2021年版を大学生協のオンラインショップで注文し、岡大生協のブックストアを久しぶりに訪れたが、まだ入荷していなかった。
  6. 岡大の情報統括センターから、退職者あてに、「生涯メールサービス」の利用方法変更について案内メールがあった。
などなど。