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昨日も述べたように、今回のデスクトップパソコン故障の原因は、内部に埃(ホコリ)が溜まって冷却機能が低下し、熱でハード的な損傷が生じた可能性がもっとも高いように思われた。じっさい、箱をあけてみると、マザーボードを冷やすファンのまわりに大量の埃がこびりついていた。今後は定期的に埃を吸い取るように心がけたい。 |
【小さな話題】パソコンの買い換えは楽ではない(2) 昨日に続いて、パソコン買い換えに伴う苦労話。 新しいパソコンの本体自体はすぐに動くようになったのだが、これまで使っていたアプリ(ソフト)を再インストールし、カスタマイズする作業は大変手間がかかるものだ。私にとって不可欠なアプリ等は、
まず1.のウイルス対策ソフトだが、購入したパソコンには期間限定無償のM社のソフトがプレインストールされていたが、馴染みのSN社のソフトに入れ替えた。 2.の一太郎だが、最近は文書は殆ど作成していないが、少なくともATOKは、さまざまな特殊用語やHTMLのタグを単語登録しているため必要不可欠なツールになっている。アプリ自体はCD-ROMから簡単にインストールできた。単語登録データは、以前は辞書ファイルをエクスポート&インポートしていたが、今回は付属のバックアップツールにより、ノートパソコンで使っていた古いバージョンの一太郎から辞書や設定情報を移行させることができた。 3.は、動画教材作成に不可欠であり、今のところ「詠太」を使っている。「詠太」の特殊な読みやアクセント是正データは、ATOKのバックアップと別に行う必要があった。 5.の画像処理ソフトは、発売元のSN社のマイページにアクセスし、壊れたパソコンの登録情報を抹消した上でダウンロード&インストールできた。SN社は、マイページを通じて購入商品の一覧、シリアルナンバー、登録可能台数などがきっちり管理されており、今回のような引っ越し時には大変役にたつ。 7.のFFFTPはWeb日記のアップロードに不可欠でずっとWeb日記執筆開始以来ずっと愛用している。各種設定情報は、ノートパソコンに保存されていたINIファイルを上書きすることで簡単にできたのだが、いざ使い始めると、ファイルのアップロードはちゃんとできたものの、毎回「INIファイルに設定が保存できません」という妙なエラーが出た。ネットで検索したところ、これはどうやら64ビット版固有のエラーであるようだ。とりあえず、いったんアンインストールした上で32ビット版を再インストールしたところエラーは出なくなった。 8.作図ソフトは教材作成に不可欠であるが、相当昔のアプリであり、インストール中、「システムに登録します」という段階で先に進めなくなった。しかし、"C:\Program Files (x86)の中を覗くとちゃんと実行ファイルが存在しており、そのショートカットを作ることで使用できるようになった。 11.のPOP形式のメールソフトというのは、最近ではあまり流行らないが、メールの送受信内容をローカルに保存する上では不可欠。Webメールだけではネットに接続できない時には過去メールが読めないし、証拠保全にもならない。いずれにせよ、私のHDDには1990年代からのメールの送受信記録が残っており、これを閲覧するためにはどうしても必要。 最後の12.だが、壊れたパソコンの製品を非アクティブ化した上で購入品に移し変えようと思ったのだが、なぜかこのアプリに限ってユーザー登録の記録が見つからなかった。よく使っているメールアドレスを複数通り入れてパスワードの再発行を求めたが、いずれのアドレスでもエラーになってしまった。ちょうどSN社のマイページを見ると最新製品の割引販売が行われていて、ポイントもたくさん貯まっていたのでこれを使用して新規に購入した。しかし、購入後に気づいたのだが、この製品は「1年版」であり、1年後以降はどうやら年額5580円ずつ支払う必要があるようだ。機能は申し分ないのだが、そもそも私のような使用環境では贅沢すぎる機能であり、来年10月時点で継続するかどうか再検討したいと思う【←その後、「1年版」と別に「永続版」を発売終了直前で提供しているサイトを見つけたがもはや手遅れであった】。 ちなみにこのデータバックアップだが、私の日記では稀に、前日の日記を別ファイルに移行する[※]前に新しい日記を上書きするというミスをしてしまうことがあり、ときたまお世話になっていた。 [※]10月15日の最新の日記のファイルは「WELCOM.HTM」だが翌日までには「21/10/15.htm」に移行する。 もっとも、私の場合、数ヶ月を経過したデータはすべて、2つの外付けHDDに保存するようにしているため、それ以上のバックアップ対策は不要であるように思われる。 あと、パソコンが壊れた時のシステムのリカバリーだが、今回購入のパソコンでは、最悪でもWindows10の初期状態には戻せる機能が別についている。また旧機のようにハード的に故障した場合は、同じマシンで何度リカバリーしてもハード的なエラーが繰り返し起こってしまうだけで全く役に立たないように思う。 |