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【小さな話題】「ガッテン!」年末再放送で新しく知ったこと「うま味感度アップで食べ過ぎ防止」「錆」、「掃除機は引いて使え」 毎朝5時台にはNHK「おはよう日本」を視ながら朝食をとっているが、12月27日(月)からはこの時間帯が変更され、5時10分からは毎朝、ガッテン!で注目度の高かった番組が再放送されるようになった。3日間の放送は、
まず1.で興味深かったのは、「イギリスのある研究で、うま味成分の入ったスープを飲むと満足感を得やすくなり、食欲が抑えられる」という点であった。素朴には、うま味感度の高い人の方が美味しさに引きずられてたくさん食べてしまうように思えるが、実は逆であった。「うま味感度は一日の摂取カロリーと深く関わっていると言われており、うま味感度を正常に維持することが食べ過ぎを抑えて肥満予防につながる可能性がある」というのであった。またうま味に対する味覚感度が低い人は、甘いものが好きだと答える人が多かったという調査結果もある。であるならどうやって「うまみ感度を鍛えるか」が課題となるが、番組では、昆布茶やうまみ調味料(味の素?)などグルタミン酸を付加した食事をとることであるという。グルタミン酸は、のり、焼き鮭、アサリの味噌汁、肉じゃが、ご飯などにも含まれているので、これらをバランス良くとると、うまみ感度がアップし、結果として食べ過ぎの防止になる可能性があるようだ。 2.のサビの話題では、まずサビを落とすには酸が有効であると紹介された。酸としては塩酸があるが素人には危険なので、ケチャップ、お酢、レモン汁で代用する。ケチャップを塗って30分ほど放置してから歯磨き粉でこするとよく落ちるという。但し、最後に酸が残らないようにすることが必要。 もう1つ興味深かったのは、ステンレスと鉄の関係。ステンレスは普通錆びないが、鉄と接触することで「もらいサビ」が生じることがある。「サビやすさの違う金属が水の中で接するとサビやすい金属がよりサビるという性質がある。」というのは、イオン化傾向か何かの原因によるものだろうか。 3.で興味深かったのは、掃除機は「押す」よりも「引く」という点。最近の掃除機の多くはヘッド部分に「回転ブラシ」がつけられているが、そのヘッド部分を「引く」ように動かすと、回転ブラシがごみをかき上げる力と、私たちが掃除機を引く力が合わさり、より強い力で多くのごみをかき出すことができるというのであった。このことは取扱説明書にちゃんと書かれてあるのだが、普通、取説を熱心に読む人はいないので間違った使われ方をしている場合があるという。もっとも「押す」人が多いならば、回転ブラシを逆方向に回せばいいのではないかという気もする。 ちなみに私自身は普通、掃除機を「押したり引いたり」しながら使っているので、それほど間違ってはいないようだ。もっともこの回転ブラシは、絨毯などから吸い取られた細い糸が絡まると動かなくなってしまう。これを取り除くのはかなり厄介。糸が絡みつかないようなブラシを開発していただけるとありがたいのだが。 |