【小さな話題】7月上旬に観た映画、ドラマ『キャスパー』『将軍家光の乱心 激突』『アレキサンダー大王』『刑事コロンボ:美食の報酬』
最近観た映画、ドラマについての備忘録と感想。
- 【2022年7月5日、NHK-BSP】キャスパー
1995年アメリカ。大ヒット作でタイトルだけは知っていたが、鑑賞したのは今回が初めてであった。何度も観たいというほどはないが、よくまとまっていて分かりやすい内容であった。
- 【2022年7月8日、BS日テレ】将軍家光の乱心 激突
チャンバラ・アクション映画としてはよくできていると思ったが、戦いの場面では結構残酷なシーンが多かった。私が一番気になったのは、武士たちが乗っていた馬が転んだり、崖から転落したり、橋から落ちたり、炎に包まれて倒れる、といったシーンであり、おそらく特撮とは思われるが、ホンモノの馬を使って撮影したとしたら動物虐待として非難されるだろう。
- 【2022年7月7日、NHK-BS】アレキサンダー大王
1956年という古い映画だが、画像は鮮明で、内容も分かりやすかった。私自身が訪れた地(アテネ、トルコ、ペルセポリスなど)の歴史的背景を学ぶ手がかりになった。
- 【2022年7月9日、NHK-BS】刑事コロンボ42話「美食の報酬」
刑事コロンボの殆どは一度以上観たことがあり、この「美食の報酬」についてもかすかに記憶が残っていた。ぼろんこさんが紹介しておられるように、この回では
- 最も「日本」が大きく扱われた作品
- コロンボがイタリア語を喋る場面がある
- ピーターフォークの本物のカミさんになったシェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)が登場している
といった点で大いに注目される。
なお、ぼろんこさんの記事にもあるが、日本料理の会食場面で、コロンボが「lieutenant」と呼ばれていたことに関して、日本から招かれている「小津さん」から「刑事と言われると警視庁の方ですか?」と訊かれている。英語放送では「lieutenantと言われると、アメリカ軍の方(=中尉さん)ですか?」と尋ねており、なぜ「中尉」が警視庁と訳されたのかは謎である。
あと、コロンボが、初対面のわずか2分後に、犯人はジェラード氏であると気づいた理由として「ヴィクトリオが毒で死んだと聞いたて、あなたはその足でまっすぐここへ駆けつけた。一緒に食事をした相手が毒殺されたというのに、あなたは医者も呼ばず、警察の指示通りにここへかけつけた。病院にも飛んで行かず、我々に応急手当をしてくれとも頼まなかった。普通なら、警察にどう言われようと、まず自分の命を心配するでしょう?」と語っていた。毒殺事件は日本でも実際に起こっているが、その時の犯人も同様に推理できるはずだろう。例えば、どこぞのイベントで死者が出たとする。最初は、それが毒殺を狙った犯罪なのか、それとも食中毒なのかは確認されておらず、他の参加者は皆、自分も同じモノを食べていたのではないかと慌てるはずだ。しかし、真犯人であれば何に毒が入っていたのかを知っているため、その知らせを受けても動じることはないだろう。
|