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※クリックで全体表示。 | 8月12日21時に撮影した月齢14.8の満月と、世界三大黄金像の1つ「岡山の大黒天」のコラボ。この夜はペルセウス座流星群が見られるはずだったが、満月の影響で空が明るく、また夜半に目が覚めた時には雲がかかっていて星すら見られなかった。 |
【小さな話題】『SAKU美SAKU楽』は生き残れるか? 8月11日の20時からBS朝日で、 「新 鉄道・絶景の旅#325 夏休みにまだ間に合う!? 今年デビュー! 最新観光列車」 というタイトルの番組が放送された。取り上げられたのは、
具体的なポイントとしては、
7月1日から金土日月曜日に運転が開始された『SAKU美SAKU楽』(但し月曜日は定期列車に連結)は、私がウォーキングに出かける時間帯と重なっているため、線路沿いから間近に眺める機会が多いが(例えば、2022年7月24日の日記参照)、車内の風景やサービス内容が具体的に紹介されたのは、私にとっては今回が初めてであった。 もっとも、率直なところ、合わせて紹介されていた『あをによし』や『伊予灘ものがたり』に比べると、内装はかなり貧弱であり、車窓からの眺めも『伊予灘ものがたり』に比べるとイマイチという感じがした。もっとも津山線の車窓からの風景は私にとっては見慣れたものばかりであり、並行する国道53号は、これまでに何百回(1年に5往復として30年間なら150往復)も走っているので、目新しさが無いせいかもしれない。なお、上掲の旭川の大湾曲や牧山駅は、7月26日に「牟佐大久保ひまわり畑」を訪れたばかり(7月27日と7月28日の楽天版参照)であった。放送でも駅の連絡橋からもヒマワリ畑が見えていたが、停車時間10分では到底往復できない。福渡駅の手前で旭川を渡る場所があってこれも絶景ではあるのだがほんの一瞬。どっちにしても、観光客が駅前の野菜市で買い物をすることはないだろう。 ウォーキング中に『SAKU美SAKU楽』の車内を覗いてみた限りではそれなりに人は乗っておられるように見えたが、うーむ、猛暑日の炎天下、津山まででかけて何を観光するのか? 関係者のご努力と熱意には頭が下がるが、少なくとも私は、わざわざ乗ってみようという気にはならない。 ちなみに番組内で紹介された他の2線のうち『あをによし』は、京都・奈良観光の基本路線であり、一定数以上の利用客は確実に見込まれるものと思われる。また『伊予灘ものがたり』のほうは、車窓からの海の景色、大洲、内子の観光のほか、佐田岬や高知方面へ足を伸ばすこともできるので、やはりそれなりの利用が見込まれるのではないかと思う。その点、津山線は少々魅力に欠けるように思われる。 『SAKU美SAKU楽』で安定した収益を得るためには、団体ツアーの利用が不可欠ではないかと思われるが、リンク先にあったツアーをいくつかチェックしてみると、
ま、私としては、『SAKU美SAKU楽』は沿線から眺めるものであって乗車するものではない。『アニメ銀河鉄道999』の第1話で、鉄郎が夜空を走る999を見上げて、いつかあれに乗って機械の体を手に入れたいと述べていたシーンがあったと記憶しているが、私も、日々ウォーキングをしながら、いつか『SAKU美SAKU楽』に乗ってみたいと夢見ており、その夢を壊さないためにも一度も乗ることは無かろうと思う。 |