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9月12日の岡山は、最低気温が24.5℃、最高気温は34.1℃で真夏並みの猛暑となった。午後、半田山植物園へのウォーキングの際に腕時計で測定した気温は、炎天下では42.0℃となり、8月2日の42.2℃に次ぐ暑さとなった。 ちなみに、この腕時計は手首に密着しているため、外気温だけでなく手首の体温を反映する。同じ時間帯、日陰で測定した際の温度は35.7℃であったがこれは外気温よりも体温を示しているように思われる。炎天下で高温が表示されるのは、おそらく腕時計の黒っぽい部分が熱を吸収するためと思われるが、それにしてもかなり暑い日であったことは間違いない。 |
【小さな話題】価値ある日常は、価値ある非日常とともにあり 来月に古希を迎える私であるが、おかげさまでこれまでのところ、
加齢により、
そんななか、定年退職後の65歳から70歳までを振り返って見ると、5年間の生活に彩りを与えてくれたのが、各種の旅行であった。
ということで、3年ぶりとなるが、本日から旅行に出かけることにした。 私にとって、旅行というのは価値ある「非日常」として大切な体験になっている。といってもそれは、価値ある日常生活と両輪をなすものである。コロナ以前、旅行好きの方の中には、毎月のように海外に出かけている人もおられるが、そういう人にとっては、旅行そのものが「日常」となる。添乗員さんの業務も同様である。しかし私の場合、これでは日常が成り立たない。もちろん旅行資金の確保が前提であるが、旅行の回数はせいぜい年2回程度が望ましい。 なお、私は、コロナ前の2019年には。4月にオーストラリア、6月にコーカサス地方、7月に西モンゴル、9月に西チベット、というように立て続けに旅行に出かけていた。言い訳になるがこれは以下のような経緯によるものであった。まず4月のオーストラリア旅行は、ウルルが登山禁止になる前の最後のチャンスということで急遽申し込んだ(しかし実際は、頂上付近が強風という理由で登山禁止になっていた)。その後、夏以降の旅行先として、西モンゴルと西チベットに仮予約を入れておいたのだが、どちらも例年、参加者が集まらずに催行中止になることが多く、催行される可能性は全く期待していなかった。ということで、夏休みはどこも行かないつもりで代替として、すでに催行が確定していたコーカサス方面へのフラワーハイキングに申し込んだのであったが、そののち西モンゴルが催行されるとの知らせを受けてそちらにも参加した。そのツアーのトレッキングを終えてウランバートルに戻ったところ、添乗員さんのところに本社から「長谷川が参加するならば西チベットツアーを催行するが、どうしますか?」という緊急連絡が入った。その時点では旅行資金が枯渇していたものの、西チベット一周は死ぬまでには一度は体験したいとかねがね思っていたところであり、二つ返事で参加を表明したのであった。 1年に4回も海外に出かけるというのは、旅行資金の面でもひんしゅくをかうほどの頻度であるし、上記のようにこれでは「日常」が崩壊してしまって私の本意ではなかったのだが、その後のコロナによる空白の3年間を思えば、まことにラッキーな決断であったと言える。 今回の旅行は5月下旬に申し込んだツアーであったが、申込時にはまだ水際対策が厳格であり、出国前と帰国前にPCR検査が義務づけられていた。これらの検査は有料であり、それぞれ1万円〜3万円近くかかる。その負担も大変だが、いちばん困るのは、帰国前の検査で陽性となると帰国便に搭乗できず、旅行先で一定期間隔離・療養することになってしまう。これではあまりにもリスクが大きすぎるので、このままの対策が続くのであれば1か月前にキャンセルしようと思っていたところであったが、幸い、ワクチン3回接種の証明があれば出入国直前の陰性証明は不要となるというように緩和され、さらにありがたいことに、日々の陽性確認者数もかなり減少してきた。 今回のツアーには4000メートル級の山への登山が含まれており、富士山五合目から日帰り登山できるレベルの体力が求められている。若い頃であれば日帰りで富士山に登ったこともあったが、さて、この歳で無事に登山できるかどうかは多少不安がある。但し、ほぼ毎日、炎天下で半田山植物園の坂道を上り下りしてきたことから、暑熱馴化は十分にできているはずだ。もちろん、他の人たちに迷惑をかけてはいけないので、当日に少しでも体調が悪ければ、登山は取りやめることになる。 ということで、2週間ほど、このWeb日記の執筆を休止します。ではでは。 |