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いつも利用している近隣のガソリンスタンド。電光板の価格はレギュラー159円となっているが、クーポンのQR CodeコードやらイージーペイやらEdyやらを3ステップほど読み込ませることでさらに数円程度安くなる。なお、こちらの情報によれば10月5日現在の全国価格は156.6円(埼玉県)〜176.1円(高知県)となっており、岡山県は第20位の163.9円。 なおこのスタンドはかつてはシェルの看板を掲げていたが、昭和シェル石油が2019年4月1日に出光興産の完全子会社となり経営統合。これに伴い、2021年(令和3年)4月以降「apollostation」(アポロステーション)の看板に取り替えられた。 |
【連載】太陽系の基本知識を更新する(18)木星(2)ボイジャー計画とガリレオ 昨日に続いて、NHK「コズミックフロント」: ●「冒険者たちが語る 太陽系のヒミツ」 についての備忘録と感想。引き続き木星を取り上げる。 昨日の日記ではボイジャー1号が観測した衛星イオの話題を取り上げたが、イオに続いて行われたエウロパの観測は更なる大きな発見をもたらした。エウロパの表面は氷で覆われ、ひび割れた筋が見えていた。いっぽう、地球の月に見られるクレーターは殆ど見られず、表面で何らかの活動が続いていることが示唆された。 放送では取り上げられていなかったが、ボイジャー計画ではもう一機、ボイジャー2号が木星に接近した。パイオニア10号、ボイジャー1号、ボイジャー2号の3機は太陽系(太陽圏)を出て、今も飛行を続けているという。 同じく放送では取り上げられていなかったが、ボイジャー1号と2号が相次いで打ち上げられた背景には、4つの惑星(現在では冥王星は準惑星)の配列があった。ウィキペディアによれば、 1970年代後半から1980年代にかけて木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった外惑星が同じような方向に並ぶため、スイングバイ航法を用いてより遠くまで到達するのに最適な時期だったのである(スイングバイ航法を用いなかった場合、ボイジャーが地球を出発した時の速度では木星あたりまでしか到達出来ない)。ちなみに、この機会を逃した場合、次に並ぶのは175年後まで待たねばならなかった。天王星・海王星へ向かう予定が無かった1号についても2号とは異なる軌道に投入されたことで土星接近後に冥王星に向かう可能性が残された。ただし最終的に冥王星探査はキャンセルされており、代わりにタイタンへの接近探査が行われた。しかしタイタンの大気は予想外に厚く、結果的にボイジャー1号では雲の下までは観測できなかった。タイタンの地表面の本格的な探査は後年のカッシーニ・ホイヘンスまで、冥王星の探査はニュー・ホライズンズまで、どちらもお預けとなった。と記されている。 なお、ボイジャー1号・2号は、当初の名称はマリナー11号・12号だった。ウィキペディアでは両機の打ち上げの時期について以下のように記されていた。 ボイジャー1号は1977年9月5日に打ち上げられ、木星と土星とその衛星を観測した。ボイジャー2号は1977年8月20日に打ち上げられ、1号が訪れた惑星に加えて天王星と海王星とその衛星を観測した。結果、各惑星で新しい衛星を発見したり、木星、天王星及び海王星に環があることが明らかとなった。また、トリトンにおける大気の発見のほか、イオの火山についても明らかとなった。 ボイジャー計画に続いて取り組まれたのはガリレオ計画であった。しかし開発が遅れたためスペースシャトルによる打ち上げは何度も延期された。さらに打ち上げ予定の数ヶ月前にはチャレンジャー号の爆発事故が発生し、その後のスペースシャトルの安全基準の厳格化により、当初予定していた高出力エンジンを搭載したガリレオは打ち上げられなくなってしまった。 これを解決し、低出力エンジンでも木星に到達できることを可能にしたのがスイングバイの技術であった。
姿勢制御用燃料の尽きたガリレオが衛星のどれか、特に生物が存在する可能性があると考えられているエウロパに落下した場合、探査機に付着している地球の微生物が衛星の環境を汚染してしまう恐れがあったからである。と説明されている。 次回に続く。 |