じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 10月11日夜、将棋「王座戦」五番勝負の第4局で藤井聡太七冠が永瀬拓矢王座に勝利し、3勝1敗で「王座」のタイトルを奪取。将棋の八大タイトルを完全に制覇した。
 11日の夜は、終盤のあたりでアユムさんのチャンネルで盤面なしの実況中継を視聴していたが、すでにAIの評価値では永瀬王座が「優勢」から「勝勢」に転じていたところで、さすがの藤井七冠にももはや勝ち目は無いものと思われていた。ところが永瀬王座は、123手目のところで「4二金」と指していれば99%の勝勢になるはずのところを「5三馬」という別の手を指したためにたちまち大逆転、その後は藤井七冠が精密な攻めを続けて勝利した。左の画像は評価値の変化を示す(高いほうが永瀬優勢、低いほうが藤井優勢)。。
 なおその後制作された、アユムさんの別の動画によれば、もう少し前の104手目のところで藤井七冠に「4六飛」という絶妙な好手があったが、藤井七冠がこれを見逃したために永瀬王座の優勢を招いてしまったと指摘されていた。藤井七冠【現時点では藤井八冠】といえども、まだまだ棋力を磨く余地が残されているようである。
 今回の王座戦は数字の上では3勝1敗で藤井七冠の圧勝であるように見えるが、内容的には永瀬王座のほうが優勢という場面が多く、ミスさえなければ逆に永瀬王座が3勝1敗でタイトルを防衛できていた可能性があった。最近の藤井七冠の対戦相手の中ではやはり永瀬さんが最強。この先、種々のタイトル戦でも永瀬さんが挑戦者となる可能性が高く、藤井vs永瀬という名勝負が繰り広げられることになると期待される。



2023年10月12日(木)




【小さな話題】10月上旬に視たYouTube動画(2)旅動画、山動画「路線バスだけで最北端から最南端」、「キリマンジャロ・マチャメルート」、「カナダ横断鉄道」、「久里浜発鹿島神宮行き」

 10月上旬(一部9月下旬視聴を含む)に視たYouTube動画のメモと感想。今回は、旅動画、山動画の視聴記録。2023年9月10日の日記でも述べたが、最近のYouTubeの動画は4K放送並みに高精細化しており、居ながらにして旅行気分、登山気分を味わうことができる。70+α歳の私にとっては、まことにありがたいことだ。 などにあり。
  • 【旅動画】【過酷】路線バスだけ乗り継いで最北端から最南端まで移動してみた!総距離3100km・1ヶ月の旅
     かつての人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の西園寺バージョン。但し、太川・蛭子さんんの旅と異なり、
    • 3泊4日というような制限時間は無い。
    • バスが運行していない区間は、一定の予算の範囲で鉄道やフェリーを利用できる。
    といったルールになっていた。なので、バスの運行区間が途切れた時に備えて、鉄道に並行したルートが選ばれやすくなる。
     私のいちばんの関心事は、兵庫県から岡山方面への県境越えであった。この区間は太川・蛭子コンビでも苦労しており、かなり歩かされていたという記憶があった。しかし、今回の動画では
    1. 姫路駅→(神姫バス)→龍野バス停→(徒歩)→本龍野駅
    2. 本龍野駅→(たつの市コミュニティバス)→播磨新宮駅→(てくてくバス)→上郡
    3. 上郡→(ていじゅうろう)→吉永病院→(徒歩)→吉永駅
    4. 吉永駅→(備前市コミュニティバス)→備前片上駅
    5. 備前片上駅→(宇野バス)→岡山駅
    というようなルートが紹介されていた。但し動画では上記5.の最終便には間に合わなかったため、片上から八日市まで9kmを歩いてそこから岡山駅行きのバスに乗っていた。とはいえ、形の上では姫路から岡山までの区間は、バスの乗り継ぎができるようであった。【但し、龍野と本龍野駅の間の徒歩移動が必要?】
     なお岡山駅←→片上のバスは、運賃無料DAY対象になりそう。とはいえ片上まで出かけたところででどういう観光ができるのかはよく分からない。


  • 【山動画】【キリマンジャロ最終回】極度の疲労で幻覚が…強風にさらされながら6000mのピークを目指す…!
     かほさんのお名前は、

    ジオ・ジャパン 絶景100の旅 香川 讃岐富士

    という番組で初めて知った。さっそくチャンネル登録をさせていただいたが、キリマンジャロのほか、アコンカグアなど、世界の名峰にチャレンジしておられるようだ。
     その中のキリマンジャロ・マチャメルートは2008年8月時点での次の登山目標に設定していたほどであり大いに関心を持っていたが、結局、その後優先順位が下がり、もはや年齢的にチャレンジが難しい老体になってしまった。
     もっともこの動画を拝見した限りでは、マチャメルートの風景は、私自身が登ったことのあるマラングルートと大差無く、わざわざ登り直さなくても動画を視ているだけで十分という気がしてきた。一度でも行ったことのある場所であれば、写っている岩場やガレ場を見ただけで、一歩一歩の足の踏み具合とか、外気、ニオイまでが蘇ってくるほどである。
     また、私自身は、キリマンジャロの最高点ウフルーピークに立つよりも、中央火口を覗いてみたいという気持ちのほうが強いのだが、通常のツアーではウフルーピークに立ったあとはすぐに下山するため、火口のビューポイントまでは立ち寄らないように思われた。


  • 【旅動画】【驚愕】乗車時間95時間のカナダ横断鉄道が豪華すぎた...〜前編〜  (後編もあり)
     カナダの鉄旅の魅力が十分に伝わってきた。私自身の最長の鉄旅は冬のシベリア鉄道であったが、当時は寝台の設備が悪く、今回の紹介されたカナダの鉄旅のほうが格段に豪華になっていた。車両自体はアラスカ鉄道と似ていて、日本の豪華寝台列車よりかなり大型のように見えた。
     ま、鉄旅にはそれなりの魅力があるといっても車窓からの景色はかなり単調。私には、時々途中下車をして回るほうが向いている。


  • 【旅動画】【約180km】関東の最果てまで走り続ける"最強"の普通列車がスゴい!
     久里浜駅から鹿島神宮駅まで向かう長距離普通列車があるとは知らなかった。久里浜駅では「鹿島神宮行きが出発します」と放送されるものの、久里浜駅を出発する11両は電光掲示板では「成田空港行き」となっている。途中の逗子駅で連結される4両のほうにどこかで移動しないと鹿島神宮までは行かれない。またこの経路の逆方向、「鹿島神宮発久里浜行き」は運行していないというのも興味深い。そのからくりは動画の中で推測されていた。このほか東海道本線と横須賀線の経路の違いも面白かった。