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半田山植物園で見かけたムラサキシジミ。Googleレンズでは『ムラサキツバメ』という候補も挙げられていたが、前翅と後翅の両方が紫色になっていることからムラサキシジミではないかと思われる。なおムラサキツバメは後翅に尾状突起があることでも見分けられるという。 |
【小さな話題】ワケあって、このカタチなの。「教室の窓」「ドライヤー」「イス」「アイロン台」 12月22日(金)の『チコちゃんに叱られる!』の放送枠で代わりに放送されたクイズ・雑学系番組。公式サイトによれば、この番組は2021年10月23日に初回放送され、今回で7回目となる。ウィキペディアによれば、 第3回の放送では、番組セットが大幅にリニューアルされ、第2回(ご〜るでん!版)と同様にゴールデン帯での放送となった。同放送の決定と同時に2022年度に本番組を不定期で複数回放送することを発表し、これ以降ゴールデン帯にて不定期で放送されている。とのことであるが、過去6回は別の曜日に放送されていたこともあって視聴した記録はない。今回はチコちゃんの番組を毎週録画予約していたために偶然に録画されていたものであった。基本的には「カタチ」に特化して、カタチの由来や、最近のカタチを変えるための工夫などを出演者とともに考えていくことを目指した「トーク・エンターテインメント番組」ということらしい。 最初に取り上げられたのは「教室の窓が、左にあるワケは?」というものであった。正解は「文字を書く時の右手で影にならないから。」と説明された。私自身もそのように思っていた。 じっさい、小学校から大学までの教室、講義室はすべて左側に窓があった。小学校の教室では黒板の左脇に「左」、右脇に「右」という漢字が書かれた模造紙が貼られていて、今でも「どっちの方向?」と訊かれた時には教室の風景を思い出す。 なお、今では講義室内は十分な照明があるため、窓からの光で影ができることは無いように思われる。プロジェクターでPowerPointを投映するようになった時には教室内の照明を暗くしたり窓のカーテン・日よけを使ったりしていたが、その後プロジェクターの照度が向上したため、教室内の照明をフルにしても支障が出なくなった。 続いて取り上げられたのは、「鼻の無いドライヤー」であった。ドライヤーはおよそ100年間基本的に鼻のあるカタチだったが最近は鼻のないカタチが増えている。理由は、美容師さんの事情にあった。美容師さんの中には1日5時間もドライヤーがけする人もいて重心が前寄りにある「鼻つき」のカタチだと手首を痛める人がいる。そこで生まれたのが鼻のないカタチ。一般ユーザーにとっても後ろから髪を乾かしやすいというメリットがある。 私自身はドライヤーを全く使わないので、いまどういうカタチが人気なのかは全く分からない。ネットで検索したところ、大半のドライヤーは「鼻付き」であるように見えた。 3番目に取り上げられたのは、スーパーなどにあるショッピングカート。コロナの影響で不要不急の外出を控えるようになった2020年、まとめ買いができるように3段目を増やしたカードが開発された。 4番目は三角形のカタチに関する話題であった。延長コードや電源タップには三角のネジが使われている。これは子どもなどが変にいじったら事故になりかねないため特殊なカタチをしている。このほか、
後半で取り上げられたのは、さまざまなイスのカタチであった。成人の1日の活動グラフを見ると、睡眠が1/3、「(運動や家事など)その他が1/3、残りの1/3は「座る」となっていて、イスのカタチはきわめて重要。
続いて、学校にある文具などについて「何のカタチかな?」というクイズが出題されたが、ここでは省略。 最後に取り上げられたのは、アイロン台のカタチであった。およそ100年間、脚つきのアイロン台だけを作り続けてきた老舗企業が2023年に脚のないカタチを世に送り出した。これにより、アイロン台は災害時に泳ぐ助けやヘルメット代わりとなり、さらに避難所では座布団や枕になる。さらに脚がないことで壁にかけてすぐに持ち出せるようになった。 ここからは私の感想・考察になるが、いくつかの話題の中ではイスのカタチが面白かった。もっとも、私は新幹線には滅多に乗らないし(2023年は、岡山・新大阪間を2往復しただけ)、映画館や野球場には全く行かないので、殆ど縁が無い。野球場のイスについては、応援のためのいろいろな動作ができるような設計が第一であり、甲子園球場に仕事をしながら観られるようなイスに座っていたら「応援せんかー」とどつかれそうな気がする。なお、私は一度も座ったことがないが、大相撲の枡席などにはイスがあってもよいように思う。 アイロン台の工夫は興味深いものではあるが、我が家ではアイロンは使うことがない。また防災グッズといっても、100年に一度あるかないかの洪水災害のためにアイロン台が救命具として活用されることはじっさいにはあり得ない。もう少し頻繁に使うもの、たとえばソファのクッションなどと兼用できる商品を開発したほうがよいのではないかという気がした。 |