じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 モーサテのメインキャスターの相内優香さんと塩田真弓さんが今年度をもって番組から離れることになり、それぞれ最終日に簡単な挨拶があった。お二人とも3年前の2021年からのご登場であった。
 モーサテは私の朝食時間と重なっているため、2005年頃の本村由紀子・梅津智史さんの頃からずっと視聴していた。
 モーサテで最近感じるのは、やたらと出演者が多いこと。2023年度は、お二人のほかもう一人のメインキャスター片渕茜、さらに、矢内雄一郎、中原みなみ、池谷亨、中垣正太郎といった面々が入れ替わり立ち替わり登場し【敬称略】、同じ情報を伝えるだけなら池谷さん一人だけでもつとまるのではないかと思うほどであった。もっとも2022年3月以降はニューヨークキャスターが不在となっており、人件費的にはコストダウンになっているのかもしれない。
 4月からは片淵茜さんと角谷暁子さんがメインキャスターをつとめるとのことだが、顔ぶれも番組構成も殆ど変わらないようである。


2024年3月29日(金)




【小さな話題】3月に視聴したYouTube動画(2)数学うっかり系

 昨日に続いて、3月に視聴したYouTube動画(パズル、算数系)の備忘録と感想。今回いは数学でウッカリ間違えそうな話題。
  • 異なる素数の積に1を加えた合成数
     この話題は、もともと「素数は無限個ある」ことの証明に由来するようだ。その証明とは、
    素数の個数が有限と仮定し、p1, … pn が素数の全てとする。その積 P = p1 × ・・・ × pn に 1 を加えた数 P + 1 は、p1, …, pn のいずれでも割り切れないので、素数でなければならない。しかし、これは p1, …, pn が素数の全てであるという仮定に反する。よって、仮定が誤りであり、素数は無限に存在する。

    上掲の背理法による証明に対して、「P = p1 × ・・・ × pn + 1 は必ず素数となる」という誤解がある。しかし、

    2・3・5・7・11・13+1=3031=59・509

    あるいはもっと単純な、

    2・7+1=15

    という例があり、これは正しくない。また、それをもって上掲の背理法による証明が間違っていることにはならない。背理法で導きだされた矛盾はあくまで「素数の個数は有限個」という仮定である。


  • π=0という「証明」
     このウッカリは、
    (e2iπ+12iπ+1=e
    から、
    (2iπ+1)(2iπ+1)=e
    を導くところにあった。
    これは、
    (abc=abc
    が複素数でも成り立つと誤解しているためであった。


  • sinの微分の循環論法
    三角関数の微分は高3の頃に習ったと記憶しているが、受験対策優先のため、なぜそうなるのかはすっかり忘れてしまってた。ネットで検索したところこちらに代表的な証明法が紹介されていたが、何をもって定義するか、どういう公式を使うかによってかなり微妙なところがある。ネットで検索したところ、上掲のリンクのほか、 など、興味深い話題がいろいろあるようだ。Yahoo!知恵袋にも「三角関数の定義には角度の定義が必要←角度の定義には扇形の弧長が必要←弧長の定義には積分が必要」というように三角関数の定義自体が厳密でないという返答があり、そう言われてみれば、けっこう直感にとらわれていた気もする。