Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】スーパー等での支払金額は偶数、奇数どちらになりやすいか? 最近、素数など、数をめぐる話題を取り上げたこともあり、日常生活の中で現れる数にも関心を持つようになった。今回は、その中の1つ、買物の際の支払い金額は偶数、奇数どちらになりやすいのか?について、私なりに考えたことを記す。 まず、何はともあれ、手もとに残っている何枚かのレシートをチェックしたところ、以下のようになった。
[※追記]その後、近隣の食品スーパーとドラグストアの店内を見回ったところ、食品スーパーで999円の1品目、ドラグストアで257円や577円などの数品目があった他はすべて偶数の単価となっていることが確認できた。 まず、支払金額がどのようにして計算されるのかを考えてみた。
このうち、1.の商品単価は、本来は偶数、奇数が半々になるはずだが、上掲の画像が示すように、スーパーによっては、98円、298円、980円、...というように殆どが偶数になる店が多い。 2.の「単価×個数」だが、一度に何個購入するのかは商品によって異なる。但し、単価と個数のいずれかが偶数であれば小計も偶数になる。単価を77円とか97円などの奇数に設定している一部の店を除けば、小計が奇数になる確率はきわめて稀であろう。 3.の「小計の合計」が偶数になるのか奇数になるのかは、商品別の小計値の中に奇数が何個含まれているのかによって決まる。奇数が奇数個あれば合計は奇数、いっぽう奇数の小計が偶数であれば合計は偶数となる。例えば10品目のうち9品目の小計値が偶数であったとしても、残り1品目の小計が奇数であれば、10品目の合計は奇数になってしまう。すべての商品単価を偶数に設定している店は別として、多少なりとも奇数の単価があれば、合計額が偶数か奇数かという確率はおそらく半々になると予想される。 最後の4.については、よく分からないところがある。現時点でたぶん以下のようになると考えている。まず消費税率10%の場合について考える。
|