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明石海峡大橋塔頂体験の様子。
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【小さな話題】人生初、生涯一度の明石海峡大橋塔頂体験 6月14日は、明石海峡大橋塔頂体験のため舞子駅まで往復した。 最近はYouTubeでも高画質な旅動画が多数公開されており、わざわざ出かけなくても居ながらにして旅気分を味わうことができるようになっているが、橋の上を自分の足で歩くとか、直接外の空気に触れながら塔の上からの眺めを楽しむということは動画を視ただけでは体験することができないものである。 これまでの似たような体験としてはスカイツリーが最も高い場所になるがこれはガラス越し。直接空気に触れることができた中では六本木ヒルズ森タワーの屋上スカイデッキ【現在休業中】の238mが最も高かったので今回はこの記録を更新した。 明石海峡大橋は淡路島方面から一度だけ車で渡ったことがあるが、自分で車を運転していたため景色を眺める余裕がないままに通り過ぎてしまった。じっさいに歩いてみたことで規模の大きさが実感できた。 塔頂からの風景は、NHK総合で5月11日に初回放送された『新プロジェクトX』、 ●世界最長 悲願のつり橋に挑む 〜明石海峡大橋 40年の闘い〜 の始まりのほうでも紹介されており、特に目新しいものではなかったが、実際にその場に立つということは写真で眺めるのとは全く異なるものだ。これは山登り一般でも言えることで、実際に登頂して景色を眺めることと、写真だけで眺めることは全く違う。マンギスタウの大地の広さは実際に歩いてみないと実感できないし、皆既日食体験やオーロラ体験なども同様でそもそも大空に起こる現象はその場に居合わせないと規模を実感できない。 ま、そうは言っても、日本人男性の健康寿命まで1年半となった私としてはこの先できることは限られている。今回の見学ツアーも「補助具なしで、自ら 2km 以上の歩行ができ、階段の昇降ができる方」というのが参加条件となっており、今のところは毎日ウォーキングに出かけている私としてもいずれ車椅子が必要になれば参加できなくなってしまう。ということで今回が最初で最後の体験ということになる。 余談だが、『新プロジェクトX』の最初のところで、有馬嘉男さんと森花子さんが海抜289mの表示板と淡路島方面の橋を背にして立っておられるシーンがあったが、実際には、手すりの高さが150cm以上あるため、あのような景色を撮ることはできない。おそらく高さ1m前後の台の上に立ち、高さ2m前後からカメラを回したものと推測される。このような仕掛けもその場に行って初めて分かることだ。 見学中に新たに教わった「じぶん更新日記」は以下の通り。
最短時間のルートは新幹線で岡山〜西明石間を利用だが(特急料金は往復で5060円)、特に急ぐ用事も無いので全区間在来線を利用した。またジパング倶楽部の割引を受けるため、みどりの窓口での待ち時間を想定して1本速い津山線を利用したため、往路、岡山駅で50分も待つことになったが、そのおかげで駅構内の風景を楽しむことができた。 かかった時間は、法界院駅発が8時27分、戻ってきたのが19時1分(2分遅れ)なので10時間半もかかってしまった。この日の総歩数は1万6177歩。好天に恵まれ、車窓の風景も楽しめたので、まずまずの日帰り旅行となった。 |