じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 梅雨前線が北上し、7月3日頃から最高気温が35℃を超える猛暑日が続くようになった。7月1日から7月8日までの8日間のうち猛暑日となったのは4回。ちなみに昨年はこの時期は梅雨空が続いており猛暑日は1日も無かった。
 昨年までは「暑熱馴化」と称して炎天下の午後でもウォーキングを断行していたが、加齢による身体機能の衰えが進み、このまま続けると熱中症等で倒れる危険も出てきたため、今年からは猛暑日のウォーキングは取り止めることにした(午前中の涼しいうちに出かけることはあり得る)。
 この先、国内外の山に登ったり40℃を超える砂漠地帯を旅行する予定は無い。「暑熱馴化」の成果を活かす機会が無ければ、そこまで苦労するメリットは見当たらない。免疫力を高める効果があるというなら別だが。



2024年7月9日(火)




【小さな話題】『THE名門校』に母校登場/高校生活は人生の1/6ぐらいだがタイムマシンで戻りたいとは思わない

 BSテレ東のTHE名門校【『行きたい学校が見つかる! テレビ学校訪問』】に母校が登場するというEメールのお知らせが同窓会経由で届き、録画再生で視聴した。

 まず驚いたのは、私が卒業した1971年から50年以上も経っているにもかかわらず、校舎、イチョウ並木、自転車小屋などが全く変わっていないことであった。校舎内の階段も同様。当時と違っていたのは校門の門柱、正面の時計が新調されていたこと、教室の窓枠がアルミサッシになっていたこと、屋上に高い柵が取り付けられていたこと程度であった。

 冒頭の紹介では、高校の全校生徒数は963人(男子489人、女子474人)でほぼ男女半々。2024年春の大学合格者数(既卒を含む)は国公立大133人(東大21人を含む)、早慶上理293人、GMARCH485人であると紹介された。
 このことで思ったが、こちらの資料が示すように、東大合格者数は私が卒業した年に72名と急増、その後84名、109名、...というように2016年頃まではTop10の常連となっていたが、2018年の49名を最後にTop10からは脱落、かつて国立御三家と呼ばれた難関校のレベルは失われた。
 この凋落の原因については、2016年頃に発生した不祥事(いじめ事案)によるイメージの低下があるとも言われているが、本質的には、中高一貫校でないため、6年間かけて入試に取り組める私立中高一貫校に比べるとリスクが大きく敬遠されてしまったという点が挙げられるのではないかと思う(もっともそれであるなら、都立高も同じ傾向を示すはずだが)。
 ま、どっちにしても東大合格者数だけが唯一の指標であるとは思えない。私自身も東大卒ではないし。

 放送の中で懐かしかったのは、地理総合の一環として行われる『旧江戸城周辺を1日かけて散策』というイベントであった。私が高1だった時にも同様の行事があり、コースは今と違っていて、確か清水谷公園のあたりから神田明神のあたりまで歩いたと記憶している。当時はスマホなど無いのでもっぱら野帳に記録をしていく。そのさい、ボールペンではなく鉛筆を使いなさいと言われていた。鉛筆のほうが長期間退色しないためだとか。確かに今私が保存している作品等を見ても、鉛筆書きのほうが鮮明に残っていた。

 グループ研究は当時でも行われていたが、私が在籍していた1968年4月〜1971年3月と言えば高校紛争まっさかりの時代であり、そのような自由研究のためにじっくり構える余裕は無かった。

 高校時代の体験が私の人生に及ぼした影響はかなり大きかったと思う。これまでの人生全体を72年とすると、高校時代は3年間なので、物理的には3/72=1/24という比率になるが、主観的にはその4倍くらいの重みがあると感じている。その証拠に、今でも高校の頃の夢をよく見る。といってもたいがいは、「何とかならないものかと念じたが結局夢は叶わなかった」という負け組タイプの夢ばかりで、ハッピーエンドは1つもない。ま、客観的に見直すならば、「夢は叶わなかったものの、それなりに精一杯頑張った」といったところだろうか。

 ということもあり、「もしタイムマシンを使って人生をやり直せるとしたらどの時代に戻りたいですか」と聞かれた時に、高校時代に戻りたいですと答えることは全くありえない。というか、そもそもどの時代にも戻りたくないし、人生は一度限りで十分だという気がする。
 高校の同窓会には一度も参加したことがない。一番の理由は、今さら、じいさんばあさん達で集まったところで、何の話題が関心事になるのか見当がつかないからだ。同窓生の人たちとの関係はあくまで1968年4月〜1971年3月当時の関係であって、それ以上でもそれ以下でもない。2024年のいま生き残っている人たちは当時とは別人。このさきどこかの病院で同じ病室に入院したとしても同じ介護施設に入居したとしても、その人が同窓生であったかそうでなかったかということは何の関係もないと思う。