じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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ウォーキングコース沿いで見かけた草紅葉。ツタバウンランと思われる。迷惑雑草化しつつあるが、紅葉シーズンが終わったこの時期の道路沿いを彩っている。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「デパ地下で食品を売る理由」「参加型の出演者」 1月17日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
デパ地下が地下にあるのは、放送では「デパートが土足禁止だったから」が正解であると説明された。さまざまなデパ地下プロデュースに携わる樋口武久さん(食物販マーケッター)&ナレーションによる解説は以下の通り。
●デパートの地下の省略形だから『デパ地下』 という説明で完結しているように思われる。放送では、あくまで「百貨店の食料品売り場」の俗称として取り上げられており、正確には、 ●デパートの食品売場はなぜ地下階に多いか? というように問題を立てるべきであった。 放送では、「下足置き場がたまたま空いたことで食品売場が誕生した」と説明されていたが、これは、物事の始まりの説明、つまり、 ●デパ地下の食品売場はどのような経緯で設置されたのか? の説明としては妥当だが、 ●今の時代、なぜ、デパートの地下に食品売り場があるのか? を説明するものではない。このWeb日記でも再三指摘しているように、今の時代の現象はあくまで今の時代の環境要因によって説明されなければならない。文化の理解という点では起源・由来は重要だが、起源が何であったとしても、今の時代にその意義が失われてしまえば、もはや今の時代には存続しにくくなるからである【もちろん、過去の「名残」としてわずかに残ることもあるが】。 なお、ウィキペディアでは、食品売場が地下にある理由を以下のように説明している。放送でもほぼ同じ内容であるが、かつて下足置き場があったことは理由には含まれていない。 地下や低層階を食料品売り場にしているデパートが多いのは、メリットとして水回りやガス、電気などの設備が地上階に設置することに比べて低コストなためである。実際に東急百貨店本店は最上階に食料品売り場を設けたことがあるが、売り場面積が限られ商品を運ぶ手間もかかったためその後は地下に移した。もう一つのメリットとして、地下鉄駅と接続して地下街の一部を形成することや、あるいは地下に設置された駐車場と直結することで地下からの入店を狙えることである。そして食品売場に集めた客を、上層階へ誘う狙いがある。これを「噴水効果」と呼ぶ。 このWeb日記にも何度か書いているが、私自身はそもそもデパートを利用する機会が全く無い。ファッションには全く興味が無いので、夫婦でデパートを訪れたとしても私はトイレの入口にあるベンチで妻の買い物を待つだけに終わる。直近で訪れたのは2022年11月であったが、この時は久しぶりに履いた革靴(合成皮)の靴底がボロボロと剥がれ落ち、デパートの床を汚してしまった記憶がある。 デパートの食品売場を利用しない理由は、自家用車利用では駐車が面倒なこと、公共交通機関利用の場合は買った物を運ぶのが重くて面倒なこと、という2点に尽きるかと思う。 余談だが、今回の放送には、河北麻友子さんが出演されていたが(5回目)、解説やVTRで数秒〜数十秒ごとに声を上げていたため、岡村さんから「めちゃくちゃ参加型」と評されていた。私自身は、岡村さんが指摘するまでそのことに気づかなかったが、もう一人の出演者のあばれる君はほぼ無言であり、対比すると河北さんが一人で喋りまくっているような印象もあった。チコちゃん以外のバラエティ番組は殆ど視ないので詳しいことは言えないが、出演者それぞれがどの程度頻繁に声を上げるかということは番組の印象形成上で興味深い要因になるかと思う。 次回に続く。 |