じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】あさイチ「まさかの想定外が…がんとお金のリアル 経験者が語る落とし穴」(1) 4月30日の『あさイチ』で表記の特集をやっていた。ふだんこの番組は視ていないのだが【病院の待合室でたまたま視る程度】、この日は上掲のクイズに引き留められて最後まで視てしまった。 ところで、NHK-Eテレ以外の地上波の内容はTVでた蔵にテキストとして記録されている。といっても『チコちゃんに叱られる!』などはかなり省略されていて殆ど役に立たないのだが、今回の『あさイチ』に関しては異例とも言えるほど詳細に記録されており、放送を見逃しても『でた蔵』のテキストを読むだけで大体のことは理解できる内容になっていた。NHKプラスの視聴期限が切れた人は、『でた蔵』を閲覧することをオススメする。
ここでいったん私の感想・考察を述べるが、まず私自身は、がん保険や一般的な医療保険には全く入っていない。このWeb日記にも何度か書いたことがあるが、保険というのはもともと、働き盛りの年代の人が万が一病気になった時に家族が路頭に迷わないようにするために入るべきものである。定年退職から7年も過ぎたいまの自分の場合は、そのような心配は不要。また、がんになっても標準治療が原則であって、それ以上の高度な先進医療は望まない。いかに先進的といっても、それが成功したからといってせいぜい5年程度延命できるだけのことだ。ステージ4になった患者さんの中には、可能な限りあらゆる治療法にチャレンジするという方もおられるが、私自身はそういうことにエネルギーをそそぐ時間があるなら、むしろ余命わずかな状態を受け入れて人生を締めくくることに専念したいと思っている【←働き盛りの人たちや子どもたちががんにかかった場合は、少しでも長く生き延びることに注力すべきだとは思うが】。 ということで、今回の放送を視聴したことで何かの保険に入ろうという気持ちにはならなかった。むしろ、民間の保険には頼らず、自己資金だけで治療を行っていくとしたらどういう制度が利用できるのか?に関心があった。あとは、緩和ケアへの移行も重要かと思う。 次回に続く。 |