じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 53号線バイパスを通行中、180号線方面と岡山空港方面を分岐する交差点の角にあった『らーめんふぁみりー』が消失していることに気づいた。跡地ではコーヒー店が営業していた【写真はGoogleストリートビューによる】。
 ネットで検索したところ、 に関連記事があった。それによると、『らーめんふぁみりー』岡山店は2023年9月30日をもって閉店、その跡地には2025年1月からコーヒー店が開業していたという。
 『らーめんふぁみりー』は子どもたちが小さかった頃、蒜山、森林公園、恩原方面の日帰り旅行の帰りに何度も利用していたが、ここ10年ほどは一度も訪れたことが無かった。理由としては、
  • 日帰り旅行に行かなくなった。
  • 近隣にいろいろなラーメン屋が開店した。
  • 近隣に『くら寿司』が開店し、ラーメンよりは回転寿司を食べたくなった。
  • 交差点の角にあるため、津山方面にお出かけの際には車が入りにくい(どこかでUターンしないと駐車場に入れない)。
といった点が挙げられるかと思う。

 それにしても1年半もの間、閉店に気づかなかったというのは我ながらあきれてしまう。この交差点は先日の北九州帰省時やその後の歯科医院通院の際にも通過しているが、「そこに存在しているのが当たり前」だと思い込んでしまうと、じっさいにはすでに消失していても脳に刻み込まれている元の景色が見えてしまうためかと思う。


2025年05月8日(木)




【小さな話題】『少年寅次郎』と朝ドラ『あんぱん』

 以下、ネタバレあり
  • 『少年寅次郎』

     4月18日の日記でドラマ『少年寅次郎』の話題を取り上げた。全5回シリーズで、第5話の最終回はNHK-BSでは5月10日放送予定となっているが、BSP-4Kでは5月4日にすでに放送されており視聴することができた。

     母親役の井上真央さんや、寅次郎役の井上優吏さん【←井上真央と同じ姓だが親子ではないようだ】の名演技もあり、最近視聴したドラマの中では特に印象に残る作品だった。

     やんちゃ坊主が主人公になるドラマとしては『たけしくんハイ!">』(1985年、続編は1986年)が思い浮かぶが、主人公はもとより、父親役がかなり異なった設定になっていた。寅次郎の父親のほうはなかなか複雑なところがあるがうまく描かれていたと思う。

     このドラマは、寅さんとは無関係の男の子の成長物語という設定でも十分に成り立つとは思う。しかし、そうではなくて「寅さんの少年時代」という前提があると、視聴者はどうしても「少年時代のどのような体験が寅さんの人格形成に結びついたのか?」という点に関心を持ってしまう。といっても寅さん自体が架空の人物であるからややこしい。

     あと、2023年5月18日に記したように、映画『男はつらいよ』では、寅次郎の産みの親・お菊(ミヤコ蝶々)が第2作と第3作のみに登場しているが、ミヤコ蝶々の名演技もあってすでにイメージが固定していて、今回のドラマに登場した母親にはどうしても違和感を感じてしまう。ま、おいちゃんやおばちゃん、御前様も違和感が無いわけではないが。

     なお、このドラマにはスペシャル版があり、まもなく再放送されるという。見逃さないように気をつけたい。

  • NHK朝ドラ『あんぱん』

     5月8日朝の時点まで視聴しているが、実は、ネットで関連情報を検索しているうちに6月27日放送分までのあらすじを紹介したサイトに行き当たり、ついつい全部を読んでしまった。どうしてそんな先のことまで分かるのかと思ったが、どうやらNHKからドラマガイドという書籍が出版されており、それを読めば2ヶ月先までのあらすじを知ることができるらしい。

     ドラマはあらすじを知らずに、どんな展開になるのかを自分で予想しながら視聴するのが一番かと思うが、予めあらすじを知っていれば伏線になるような細かい描写にも気づくことができてそれなりの別の楽しみも生まれてくる。

     このドラマに関しては、他にも、

    続・続朝ドライフ

    というレビューが見つかった。もともと解釈力が乏しい私にとってはこういう解説サイトはまことにありがたい。「ワッサワッサリンノモンチキリン」の歌が実在していたということも初めて知った。

     余談だが、このドラマには、主人公・のぶの母親役として江口のりこさんが出演されている。江口さんと言えば、私にとっては『野田ともうします。』のイメージが強いのだが、今回のドラマではこれまで出番が少なく、なぜ江口のりこさんでなければならないのか分からなかった。ようやくここへきて、江口さんの魅力が発揮されてきたように思う。これまた余談だが、のぶの妹の朝田蘭子役の河合優実さんは、目のあたりが江口さんにそっくりで、娘として適役であるように思われた。

     ネタバレになってしまうが、このドラマでは戦争や病気で亡くなる人が多いように思う。また幼なじみがストレートに恋愛を成就させるのではなく、いったん別の人と結婚したが死別、そのあとで再婚という形で苦難を乗り越えていく展開になると「予想」されている点が興味深い。日本では結婚というと生涯で一度限り、死別したあとも故人を弔い極楽浄土(あるいは天国)で再会するというのが理想的であると考えられがちかと思うが、再婚したほうが双方にとって前向きな生活ができるのであれば、それはそれでアリではないかと思う【特に、若いカップルの場合。2006年3月18日の楽天版参照】。このドラマで再婚に至るプロセスがどのように描かれるのか興味深い【←7月以降の内容になるかと思う】。