じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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チコちゃんの番組で「なぜ甘いものは別腹?」という話題が取り上げられた。別腹という言葉を聞くと、なぜか今でも『冬ソナ』でユジンが「デザートは別腹よ」と言っていたシーンを思い出す。 もっともこのシーンは日本のテレビ放送版ではカットされており、完全版でないと観ることができない(新編集版でも観られる可能性があるが未確認)。 ↓の記事参照。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「なぜ甘いものは別腹?」 5月23日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。 本日は、
放送では、甘いものが別腹なのは「本当に別腹ができるから」が正解であると説明された。 消化器内科医として30年以上診療・研究している三輪洋人さん(川西市立総合医療センター)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
では満腹中枢がストップをかけているのになぜ甘い物が食べられるのか?放送ではプロレスラーの真壁刀義さんの協力で甘い物が別腹になることを示す実験が行われた。
別腹の仕組みについては以下のように説明された。
ここからは私の感想・考察を述べる。 まず別腹機能については私自身も何度も体験したことがあり確かに実感できる。加齢により最近は「食べ放題」形式のレストランに行くことはまずないが、ホテルの朝食がバイキング方式の場合は、ついつい貧乏学生時代の名残で満腹になるまで食べてしまい、その上でデザートの果物やケーキをさらに食べてしまうということがある。なお余談だがこちらによれば、『バイキング』と『ビュッフェ』は以下のような違いがあるという。
次に、放送で「別腹機能はまた、バランスよく栄養素を摂取するためとも言われている」と説明された点については、イマイチ納得できないところがあった。肉をいっぱい食べたあとでスイーツなど甘い物を食べることは「足りない栄養素の補給」ではなくむしろ肥満の原因になってしまう。また炭水化物や糖質を摂る必要があるならケーキではなくライスでもいいはずだ。焼肉をたらふく食べた後に別腹でラーメンを食べるというのも「足りない栄養素の補給」になるとは考えにくい。いずれにせよ、健康維持のために別腹機能があるとするなら、スイーツではなく野菜を食べたくなるような仕組みが備わるべきかと思う。 なお↑の画像にあるように、『別腹』という言葉を聞くと思い出されるのが冬ソナの1シーンである。このシーンの前後については2012年7月26日と7月27日にこのWeb日記で考察したことがあった。『オリジナル完全版(韓国盤、英語字幕』と比較すると、日本の『テレビ放送版』、その後放送された『新編集版』ではかなりカットされており、同じシーンでもセリフの日本語訳にも違いがあることに留意する必要がある。『別腹』は、2人が夕食を食べたあと、ユジンが「鯛焼きを食べたい」と言った場面で「デザートは別腹よ」と使われていた。 『冬ソナ』は私が最も感銘を受けたドラマの1つであり、今でもいくつかの名場面・名セリフが記憶に残っているが、ドラマの展開の上ではそれほど重要でない『別腹』シーンまでなぜ思い出されるのかは自分自身のことながら謎である。 次回に続く。 |