じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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『岡山タワー』(長谷川が勝手に命名。公式名称は『OHK電波塔』)跡地でマンションの建築工事が行われていたが、どうやら本体部分がほぼ完成したようだ。 ネットで調べたところ、最終分譲分で
282.75平米、2億7900万円という最高額の物件はどんなところなのか冷やかしで見学してみたいところだが、私の身なりを見ただけで門前払いさせられそう。 もっとも70+α歳になってみると、そんなに豪華なマンションは必要ない。私が必要としている条件は、以下の通りとなっている。
これらの条件は今住んでいる中古マンションで十分に満たされており、特に不満はない。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「なぜ子どもは内緒話をする?」/行動の予測・影響と個体差の説明 昨日に続いて、5月30日初回放送の『チコちゃんに叱られる!』のメモと感想。本日は、
放送では子どもが内緒話をするのは「大人の階段のぼるため」が正解であると説明された。子どもの発達と心理に詳しい山下直樹さん(名古屋短期大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
ここからは私の感想・考察を述べる。 まず、『チコちゃん』の番組ではこれまでにも類似の話題が取り上げられており、以下のように「解説」されてきた。
●いずれもエビデンスに乏しく、大昔の人間にとって適応的と考えられている行動が「遺伝情報」に「刷り込まれて」、現代人の行動の原因になっているという、コジツケに過ぎない。 というまことに「胡散臭い」ものであった。 今回の解説はそれらとは異なり、発達心理学の観点から「内緒話」の発達段階上の役割を分かりやすく解説したものであり、概ね納得できるものであった。 内緒話というのは、「特定の仲間内や個人間で、他者の知らない情報を共有すること」というように定義できるかと思うが、そのためには少なくとも、自分が知っていることと他者が知っていることに違いがあるという視点取得(Perspective taking)が必要。『サリーとアン課題』の実験でも示されるように、発達が進む中で、自分が知っていることと他者が知っている内容を区別できるようになる。そうして、特定の仲間内や個人間だけで内緒の情報を共有することで結束を強めていくことになるのだろう。 もっとも、今回いただいたような解説は、 ●親から自立する上で、内緒話をすることはどういう役割を果たしているか? という疑問に答えるものではあったが、 ●なぜ内緒話をするのか? という疑問自体を説明するものではなかった。要するに特定の行動の原因を説明するためには、予測や影響(コントロール)に必要な情報、つまり、
では、「内緒話」という行動の直接の原因は何か? 結局のところ、これは、 ●内緒話をするという行動が強化されているから という強化理論に行き着くことになる。その強化要因として考えられるのは、「内緒話をした時の相手の注目反応」、中長期的には「相手や仲間内の交流頻度の増加」などではないかと思われる。なお中長期的には内緒話をするこは「親からの自立」を促進するという役割があるかもしれないが、この役割を果たすのはせいぜい児童期までであろう。また子どもたちは別段「私たちは親から自立するために内緒話をしています」という目的を掲げて内緒話をしているわけではない。 以上のほか、内緒話をしたがる頻度や内緒話の中身についての個体差についても説明してほしかったと思う。内緒話もしくは身の上話をやたらとしたがる人は、おそらく話し相手とのより親密な関係を求めているものと思われるが、そうとは思えない場合もある。じっさい海外旅行のツアーに参加した時などには、こちらから尋ねてもいないのにやたらとご自身の生計や過去の体験を話したがる人に接することがある【←直近のカナリア諸島のツアーではなく、ダマバンド山に登った時などの話。念のため】。 最後に、私の知っている内緒話の歌2つ。これらは上掲の発達段階のどのレベルの内緒話に相当するものだろうか? 次回に続く。 |