じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



10月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

クリックで全体表示。


 植物の名前や海外旅行先で撮影した建物・モニュメントの名前を調べる際にいちばん役に立っているのが『Googleレンズ』であった。最近は精度が向上し、少し前にカナリア諸島・テネリフェ島のサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナの街並みのアルバムを公開する際にも大いに活用させてもらった。
 そのGoogleレンズだが、数日前までは右クリックメニューで「Googleレンズで検索」を選ぶことができたのだが、10月1日に利用しようとしたところ、その選択肢が消滅していることに気づいた。これは困ったことになったと思ったが、代わりに「Googleでこの画像について説明する」という選択肢【画像の右上参照】が出現しておりこれをクリックすることで従来のGoogleレンズと同じ検索ができることが分かった。何の予告もなしに突然表示変更をされてしまったことで混乱は起こらなかったのだろうか? 
 なお、画像はカナリア諸島のテネリフェ島のサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナにあった『カーサ・サラザール』。Googleレンズでは「ラ・パルマ島の「カサ・サラサール」と判定されており、珍しく誤情報になっていた。もっともいくつかほぼ同一の写真を公開しているサイトが同時にリンクされており、それらを複数箇所比較すれば、ほぼ確実に正しい情報が取得できる。

2025年10月2日(木)



【小さな話題】『アンパンマンのマーチ』をめぐる2つの謎と『善人』の定義(1)アニメのオープニングではなぜ2番が歌われるのか?

 NHK朝ドラ『あんぱん』が最終回を迎えたことで、「最後のセリフ」や「最終回に突如出現した犬」【10月1日に追加情報あり】を取り上げてきたところであるが、実は私は原作のアンパンマンの絵本を一度も見たことがない。アニメのほうも唯一、公式サイトで配信されている『第1話 アンパンマン誕生』1本を視聴しただけに過ぎない。にも関わらずアンパンマンを身近に感じる理由は、
  1. ウォーキングコース沿いのこども園がアンパンマンだらけになっている。
  2. アンパンマンのマーチ』を繰り返し耳にする。
 今回はこのうちの2.に関して考察する。この『アンパンマンのマーチ』については2つほど謎があった。1つは、アニメのオープニングで一貫して1番ではなく2番の歌詞が使われていることだ。この点についてChatGPTに尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。

いいご質問ですね。
アンパンマンのオープニングに使われている「アンパンマンのマーチ」は、確かに歌詞の**2番**が用いられています。これは当時からよく話題になる点ですが、理由はいくつか考えられています。

◆### 公的に語られている理由
公式に「なぜ1番ではなく2番を使ったのか」という明確な説明はほとんど出ていません。制作サイドからの直接の証言も少ないのですが、音楽関係者の証言や歌詞の内容から次のように推測されています。

◆### 主な理由と考えられる背景
  1. **歌詞の雰囲気の問題**
     1番の歌詞には「何のために生まれて」「何をして生きるのか」という、幼児向けアニメのオープニングにしてはかなり哲学的で重い問いかけが出てきます。  → 制作側としては、オープニングは子どもたちに明るく前向きな印象を与えたいと考え、より「元気」「勇気」「優しさ」を直接的に表現している2番を採用したとみられます。
  2. **作品のテーマとの即応性**
     『アンパンマン』は「困っている人を助ける」「小さな力でも誰かのために使う」ことがテーマ。
  3.  2番の歌詞には「勇気を出して」「君を守るため」という直接的な表現が含まれており、ヒーロー像をストレートに伝えられる。子どもにもわかりやすいため、主題歌にふさわしいと判断された可能性があります。
  4. **エンディングとの棲み分け**
     アニメのエンディングでは1番が使われる回もあり、オープニングとエンディングで歌詞を分けることで、歌のメッセージを広く伝える意図もあったと考えられます。
    ◆### まとめ
    * **公式な明言はない**が、
    * **1番は重すぎる哲学的内容**だったため、オープニングにふさわしい明快さ・元気さを優先して**2番が選ばれた**、というのが最も有力な理由です。


 ChatGPTからはさらに、1番と2番の歌詞について詳細な解説をいただいた。

 アンパンマンのマーチ」の歌詞の**1番と2番**を比較しながら、「どこが重く、どこが子ども向けに適しているか」を解説しますね。 ---
◆## 歌詞の比較と解説
  • ### 1番(オープニングで使われなかった部分)
    > なんのために生まれて
    > なにをして生きるのか
    > こたえられないなんて
    > そんなのはいやだ

    **特徴**
    • 生きる意味・存在理由という非常に哲学的な問いかけ。
    • 子どもより大人に強く響く内容で、幼児には少し難しい。
    • 「こたえられないなんて そんなのはいやだ」という否定的なフレーズが入り、オープニングの明るい導入としては重く感じられる。
  • ### 2番(オープニングで使われている部分)
    > すきとおる水のように
    > すなおに生きてみたい
    > そんなきもちをもった
    > すなおなこころだ
    (※実際のアニメOPでは「勇気」「君を守る」などのフレーズを含む形で編集されています)

    * **特徴**
    • * 明るく前向きで「素直さ」「優しさ」を直接伝える。
    • * 「勇気」「守る」といったヒーローらしいキーワードが多い。
    • * 子どもにとってわかりやすく、元気や安心感を与えやすい。


◆## まとめ
  • **1番** → 「生きる意味」という重厚で哲学的なメッセージ。子どもには難解で、導入としてはやや暗い。
  • **2番** → 「勇気」「優しさ」「守る」という、わかりやすく前向きなヒーロー像。オープニングにふさわしい。 /UL>
    つまり、オープニングは「子どもに安心感と元気を与える導入」として2番が選ばれ、 1番はむしろ「アンパンマンの哲学」を大人や親に伝える役割を担っていた、と整理できそうです。



 なお、朝ドラでも関連するシーンがあったが、『アンパンマンのマーチ』の歌詞は、子ども向けに書き換えられた部分があるという。次回はこの点を取り上げる予定。